お地蔵さんには、延宝四年(1676)の記銘がありま...
世田谷村横根石塔石仏群 / / / .
六郷田無道(ろくごうたなしみち(東海道多摩川の六郷渡し〜青梅街道田無宿))沿い、稲荷森稲荷(とうかもりいなり)神社に隣接して庚申塔4基と祠内に地蔵尊が祀られている。
庚申塔は手前(左側)から順に正徳3(1713)年、元文4(1739)年、安永6(1777)年、延宝7(1679)年造立である。
地蔵尊は延宝4(1676)年造立とおもわれる。
地元の方々が常にこの庚申塔石仏群をきれいに掃除してくださっている。
小田急線千歳船橋駅南口下車徒歩2分。
稲荷森稲荷神社の境内外の南東端に地蔵堂、その前に四基の庚申塔が安置されています。
地蔵堂には、右手に錫杖、左手に宝珠を持った立ち姿の地蔵尊が祀られ、四基の庚申塔には青面金剛と三猿が彫られています。
庚申塔四基のうち二基は傘付きで、保存状態も良好です。
お地蔵様と庚申塔には生花が供えられ、付近は綺麗に清掃されていました。
地元の関係者がしっかりと維持管理されているようです。
お地蔵さんには、延宝四年(1676)の記銘があります。
庚申塔は、向かって右から、延宝七年(1679)の記銘がある青面金剛像/三猿、安永六年(1777)の記銘のある青面金剛像/三猿、元文四年(1739)の記銘のある日像/月像/青面金剛像/三猿、正徳三年(1713)の記銘のある日像/月像/青面金剛像/三猿です。
4つの庚申塔と、1つの地蔵が立っておられます。
名前 |
世田谷村横根石塔石仏群 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
「稲荷森稲荷神社」の鳥居の右手前、玉垣の外に4基の庚申塔が祀られています。
向かって左から。
上方に日月(逆様)。
六臂合掌青面金剛。
右上手の持物は宝剣でしょうか。
左上手に法輪、両下手に弓矢。
下方に三猿(言わざる、見ざる、聞かざる)左から2基目は八臂合掌青面金剛。
上方左右端に瑞雲付き日月。
持物は右上手が戟、右下手が法輪のようですが、その他は磨耗か欠失のため判然としません。
下方に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)八臂の青面金剛は意外に少ないものです。
こちらの他には「五本木庚申塔群」のうちの1基と「久が原東庚申」が八臂です。
3基目は六臂合掌青面金剛。
右上手に三叉戟、左上手に法輪、両下手に弓矢。
下方に三猿(言わざる、聞かざる、見ざる)向かって右側面「武州荏原郡 世田谷村横根」、左側面「安永六丁酉年 十月吉日」(1777年)最も右側に六臂合掌青面金剛。
右上手に三叉戟、左上手に羂索、両下手に弓矢。
下方に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)「延宝七己未天 霜月吉日」(1679年)