植村さん本人がデザインしたそうです。
植村邸。
1927年(昭和2年)に建てられた看板建築の建造物。
移築前の住居表示プレートが残っています。
植村邸は昭和初期に建てられた、全体を銅板で覆われた看板建築の特徴をよく表した建物です。
全体的には洋風ですが、2階に和風の高欄が取り付けられて和洋折衷のデザインになっています。
外観は装飾的に作られ、特に二階の窓の上にあるアーチ部分の装飾はとても手が込んでいます。
装飾の中央にはローマ字のUとSを重ねた模様が見られますが、これはこの建物を建てた植村三郎氏のイニシャルから取ったものと考えられています。
この建物の特に1階部分の銅板には多数の傷があります。
これは戦時中の空襲による爆弾などの破片が突き刺さってできたもので、東京大空襲の悲惨さと壮絶さを今に伝えています。
他の下町が何のお店かはっきりわかるのに対し、これは何のお店かよくわからなかったのですが、時計や貴金属を扱っていたお店だったとか。
そういう商売は現在のようにショーケースを並べて販売していたのではなく、扱っている商品を得意先に持って行って、顧客が気に入ったものをその場で販売している、というスタイルだったそうで、このつくりにも納得。
木造建築ですが木造とは思えない風合いがあります。
細かい壁の文様が見応えありでした😁
上部にある六芒星が気になりました。
フリーメイソンと関係あるのか??
植村さん本人がデザインしたそうです。
名前 |
植村邸 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
営業時間 |
[月火水木金土日] 9:30~16:30 |
評価 |
4.0 |
私が注目したのは屋根の部分。
形の良い腰折屋根とルーフバルコニーの組み合わせが なんとも洒落ている。
このバルコニーにテーブルを椅子なんか設置しちゃって、午後はお茶でもしていたのだろうか?そこからはどんな景色が見えていたのだろうか? いろいろと想像させてくれる。