係の方が丁寧に説明して下さいました。
高岡市伏木気象資料館(旧伏木測候所) / / .
勝興寺の近くにありました。
西洋風の気象測候所は当時としては相当モダンで目立つ建物だったと思いました。
この資料館の前身である測候所は元来、明治初期に北前船の有力廻船問屋であった能登屋藤井能三氏が岩崎彌太郎と約束して設置した伏木港の灯台兼測候所が初代のもので伏木港のすぐ近くに有りました。
その後2度移転し、明治末期に現在の地に移りました。
伏木駅から勝興寺へ向かっている途中でみつけたレトロな建物。
中部地方の天気予報で『高岡伏木』という地名が出てくるのが妙に気になっていたのですが、きっとこの観測所の影響ですよね!!※天気予報で富山(呉東)と高岡(呉西)ならわかるんだ。
なぜ高岡中心部から離れた海に近い伏木なんだ???と地元民でも気になってる人は少なくないはず。
中に入ってみたかったのですが訪問時は生憎の休館日でして、天気の良い日に出直してきます。
※2021年10月追記天気が良かったので再訪してみました。
小さな古びた建物の中には伏木測候所の歴史やかつて使われていた観測機器や気象データ等が展示されていました。
ガイドの方が丁寧に説明してくれるのですが『高岡伏木』の件は鉄板ネタなのか早々に解決(笑)それにしても1909年に現在地に移転するまでは海の近くにあったという測候所。
海岸の侵食で2回移転を余儀なくされているのですが、内湾とはいえ冬の日本海の荒れっぷりを知っているだろうに何故海岸沿いに作った?と突っ込まずにはいられませんでした。
駅前に案内があるのでそれを参考にして向かった。
特徴的である望楼は廃材を使用した最近のものではあるが下部の建物は明治後期の建築のまま。
下部だけを見ればどこにでもある過去の建築物ではあるが特質すべきはこの施設がもった役割であり現在も伏木は気象学上で重要な拠点の一つ。
そのため有形文化財に登録されている。
祖母の話ではこの地の小学生はここまで遠足に来ているらしく地域史においても重要な場所である。
望楼から伏木を見渡すことは叶わず。
展示物は測候所関連のものが多い。
越中国守邸跡らしい。
最近、搭屋が復原され、在りし日の姿に戻ったようです。
こじんまりした展示室でしたが、その分、係りの方が丁寧に説明して下さいました。
難しいとは思いますが、折角なら搭の上に登りたいものです。
300円余りで入館でき、管理の方が丁寧にわかりやすく説明してくれます。
その方言を伴った語り口がまた情緒があります。
お聞きした話を以下ざっくりと。
間違ってたらすみません。
明治の頃、この土地はとれた米が余り気味だったが、山に囲まれていたため海から大阪に出荷していた。
地元の資産家の藤井能三が、三菱の岩崎氏に依頼しこの米を北海道に出荷したいと協力依頼を求めた。
三菱は船を用意して運んで売ることを承諾したが、そのための港の整備は地元でやってほしいと依頼。
藤井氏は資材を投じて港を整備して灯台を作った。
あわせて気象観測の施設もつくった。
この気象観測所は港の船の航行のためだけでなく、全国の天気予報のための情報提供にも役立っていった。
その後、気象観測所として現在の位置に移転。
当初は現在と同じ測風塔が真ん中に立っていた。
後にとなりに塔が立てられ、測風塔は不要となったので、とり外されてしまった。
現在では、測風計、気温計、地震計などは、建物外に、センサーとして建てられており、データは気象庁などに送信されている。
21世紀になって当初の測風塔がなくなったことを惜しんだ地元の人々は、建物の床下にしまわれた測風塔の部材を発見、これに新規資材を足して現在の測風塔を復元した。
旧伏木測候所の建物を利用した気象資料館です。
建物そのものが魅力的ですけど、資料館では、民間で観測を始めた経緯、現在まで続く気象観測の内容について学べます。
勝興寺の参道途中にある、明治からの比較可能な気象観測データが残る希少な施設。
日本遺産。
もとは平屋で2階部分は最近1階部分に合わせて増築したものだそうです。
建物の奥には気象データを集めている装置が設置されており、今も現役の測候所だと言うことが伺えます。
職員の方が丁寧に説明してくれました少し坂を下った隣の空き地には露店のカフェが営業しています。
ケバブが絶品でした。
伏木気象台跡。
最近創建当時の望楼が復元されて往時の雰囲気を取り戻しています。
素晴らしい施設です。
中はそんなに広くありませんが、係の方が丁寧に説明して下さいました。
現在も気象台としてデータを収集して送っているそうです。
高岡市の天気予報の観測地点。
レトロな佇まいの建物です。
中は見学しませんでしたのでわかりません。
小規模で教室二・三室程度の床面積ですが、なかなか風情の有る洋館です。
展示品はパネル等で少ないですが地元の人間にとっては明治の揺籃期の高岡が意外に先進的だったのを気づかされる興味深い施設でした。
名前 |
高岡市伏木気象資料館(旧伏木測候所) |
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ジャンル |
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電話番号 |
0766-44-6905 |
住所 |
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営業時間 |
[月水木金土日] 9:00~16:30 [火] 定休日 |
関連サイト |
https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunkazai/kanko/bunka/shisetsu/kisho0.html |
評価 |
3.6 |
4年前のちょうど今頃、生まれも育ちも高岡の父と2人旅の時にこの旧気象台、現気象資料館に連れて行って来れました☺️建物内部は歴史を感じる造りで、展示物は昔はこのような道具を使って気象分析していたのだ…といろいろ感じるそんな資料館でした‼️‼️解説を頂きましたが、解説してくださった方が(父も僕も高岡弁が分かるので良かったですが笑)ものすごい高岡弁で一生懸命力説してくださったのも思い出です☺️