眞澄の鏡、御鞍轡がかつて納められていた社殿です。
諏訪大社前宮の内御玉殿。
参道右手にある。
諏訪大社の御神宝の弥栄の鈴、眞澄の鏡、御鞍轡がかつて納められていた社殿です。
現在御神宝は本宮の宝物館に有ります。
国道152号線信号交差点「前宮前」から徒歩約3分(180m)の「諏訪大社前宮」境内にある「内御玉殿(うちみたまでん)」は、1932(昭和7)年に現在の社殿に改築されたが、それ以前は1585(天正13)年造営の社殿で、上社において最も古い建物だったといい、諏訪大明神の祖霊がやどるといわれる神宝が安置されていた(現在は「上社本宮宝物館」に収蔵)という。
神事にあたって「大祝(おおほうり/上社の頂点にたつ神職で強大な権力を握って君臨し中世まで諏訪地方を支配していた)」が「内御玉殿」を開き、神宝「弥栄の鈴」「眞澄の鏡」「御鞍轡」を出だして人々に示し、現身の「諏訪明神」そのものとして神威を示威して「諏訪明神に神体なく大祝をもって神体をなす」と言わしめたと伝えられる。
現在は、4月15日の「十間廊(じっけんろう)」での「御頭祭(おんとうさい)」終了後「内御玉殿祭」がおこなわれている。
諏訪明神の祖霊が宿ると言われ、御神宝が安置されていた御殿。
諏訪明神にご神体なく大祝をもって神体となすといわれたように、諸神事にあたってこの内御玉殿の扉を開かせ弥栄の鈴を持ち、真澄の鏡をかけ馬具を携えて現れる大祝はまさに神格を備えた現身の諏訪明神そのものであった。
現在の社殿は昭和7年改築されたものであるが、以前の社殿は天正13年に造営された上社では最古の建造物であった。
名前 |
内御玉殿 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
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