『雲竜神社のクスノキ』樹種 クスノキ樹高 20m幹...
かなり老木のクスノキ。
なんとか長生きしてほしいな。
▼東海一の弓取りと言われた今川義元を、弱小尾張の武将・織田信長が桶狭間で急襲し、義元の大将首を取ってしまう「桶狭間の戦い」を知らない人はあまりいないでしょう。
▼清州城を単騎で走り出た信長の後に追いつけない自軍を、熱田神宮でまとめ上げ、吉凶を占うと社(やしろ)よりシラサギが飛び立ちます。
▼「おお、吉兆である!」と、軍一群となって、途中振り出した雷雨の中、信長を先頭にまた走り出します。
▼田楽桶狭間で休憩中の今川義元を見つけるや、「狙うは義元の首ただ1つ!」と言って義元2万の軍に対し、たった2千で立ち向かう信長軍。
この奇襲戦で義元の首級(みしるし)を上げるという大逆転劇。
▼子供の頃、ワクワクした日本三大奇襲の1つ、桶狭間の戦いは大体上記のような話ではないでしょうか?▼ところが、近年の研究で、「速攻」のイメージとは程遠いイメージであることが分かってきています。
▼まず、清州城から熱田神宮までは約12km、馬を疾走させれば30分程度しかかからない距離ですが、ここまでに2時間近く掛かっているようです。
▼実は、信長は闇雲に馬を走らせ、今川軍まで急襲をしたのではなく、結構ところどころで、軍の集結を待ちつつ、駒を進めたことが分かっています。
そのため、平均移動速度 約6km/時間。
人が歩くよりちょっと早いくらいですね。
▼その所どころで集結を待った箇所は、神社、大樹であったりしたのですが、そのうちの1つがここ、松原緑地となります。
ちょうど上記清州城から熱田神宮までの間にあり、熱田神宮まであと2km少々のところに位置する大楠です。
▼地元では「くすのきさん」と呼ばれ敬われ親しまれてきたというこの松原緑地の大楠。
「くすのきさん」は、一度太平洋戦争で焼けて枯れかけたのだそうですが、ひこばえ(根元からの出てきた芽のこと)がまた成長した不死身な樹なのです。
▼織田信長が、近隣の武将の参集をここで待ち、熱田神宮に堂々と向かう桶狭間の戦い前の信長の姿を、この「くすのきさん」はしっかりと見て、そして復活した樹の細胞の記憶には、その歴史が刻まれているのでしょう。
とても由緒ある くすのきさんと呼ばれる公園🎄です。
近所の方は通り掛かりにお祈りされたりと織田信長にもゆかりのあるパワースポット的な雰囲気のある大きい樹木です中には入れませんが料金もかかりませんので近くに行かれた際には一度立ち寄ったりされてみるのも良い場所だと思います。
普段は中には入れませんが第2日曜日の朝9時からお掃除に参加すれば中で参拝することが出来ます。
8月と2月はお掃除はお休みになりますのでお気をつけ下さい。
枯れた木を保存している。
樹医さんは凄いですね。
もとは日置城跡で、織田寛定と織田忠寛の2人の名前が上がっているそうです。
織田信長が戦勝祈願したと言われる弘法大師御手植えとされる樹齢1000年の大楠がありましたが戦災で焼けてしまったそうです。
今はひこばえが生えてきています。
いつもなら頑丈に施錠されていて中には入れませんが、この日は工事の関係で開いていて、工事の方のご親切で近くで見せてもらえました。
『雲竜神社のクスノキ』樹種 クスノキ樹高 20m幹周り 10.2m推定樹齢 1000年。
残念ながら中には入れない。
名前 |
松原緑地 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
3.7 |
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柵でおおわれて中に入れませんが大木でした。