御祭神は伊弉那美命・大山祇命。
山深い久隆地区の鎮守。
急な斜面を登っていくと山の中腹付近に社殿がある。
地域の神社なので、尋ねる人もなく、本当に静かだった。
由緒書きによれば、元々祀られていた山神と熊野神社を合わせ、さらに付近にあった駒形神社、お稲荷様などが合祀され、今に到るということのようだ。
歴史としては江戸時代初期まで遡るようだが、実際にはもっと古いようにも思える。
駐車場はないが、鳥居の前に乗用車を置く程度のスペースはある。
近くには小学校の旧校舎がある。
周囲は廃屋も目立つが、人が住んでおられるところは庭もきれいに手入れされており、頭が下がります。
さらに奥に行くと分岐点があり、美和と大子町とに二股に分かれている。
大子方面に行くと徐々に道が荒れていき、最後は砂利道となっているので注意。
これを突っ切るのはオフロードカーでも躊躇するだろう。
木を伐採した後放置しているのか、山肌は土砂崩れの起きている箇所もあった。
名前 |
久隆神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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御祭神は伊弉那美命・大山祇命。
天保13(1842)年、斉昭の時に盛金・大澤・栃原の三村を裂きて久隆村が誕生。
明治10年、村民は官に請い山の神・熊野神社両祠を合わせ久隆神社として鎮守。
昭和33年に地内の駒形神社を、さらに稲荷社・不動明王・天満宮を合祀。
久隆川に沿って走る県道321号上檜沢下小川停車場線沿い、小さな集落が時々点在する、曲がりくねった狭い山間の道沿いに由緒が記された看板を目印に、山道を登っていくと杉林の中の石段、そして鳥居。
さらに長い石段・・・登り切った先に古い社殿が鎮座していらっしゃいました。
拝殿裏の覆屋内には二柱の祠が並んでおり、山の神・熊野神社でありましょう。
南に県道を少し進むと旧・久隆小学校跡。
今は数えるほどしか民家がありませんが、まさしくここは久隆村の中心であり、新村の村人はここに心の拠り所を求めたのでしょう。