国栖神社で心静まるひととき。
国栖神社の特徴
国栖神社は当尾の里の中心部に位置しています。
木津川市加茂町辻下にある由緒ある神社です。
地域の人々に愛される神社として知られています。
国栖神社という神社が当尾の里の中心部にあります。
旧加茂町内には奈良の春日大社から本殿が移築された神社が数多くありますけど、そのうちの一つになります。
こちらの本殿は春日大社本殿四社及び若宮社の旧殿のうち第一殿が移築されています。
神社の燈籠を見ると、享保13年、國栖大明神とありますから、國栖神社自体は結構昔からあったようです。
國栖というのは能楽の題名ですから、多分、昔はこの神社を拠点にした國栖能を得意とした能楽一座がいたのかもしれませんね。
(「國栖」という能は天武天皇が、食べた鮎を生き返らせたお話。
)京都南端には奈良と京都で上演する能楽一座が昔はたくさんいたため、古い能面が遺産として多数残っています。
奈良京都に近すぎると能の練習を見られて商売あがったりですから、少し離れた当尾くらいが拠点としてちょうど良かったのでしょうね。
また、この神社の周りのあちこちに石垣が残っていますが、これは神社の前にあった「北垣内城」の跡になりますから、國栖と言われる前は北垣内とよばれていたようですね。
垣内というのは室町時代くらいの言葉。
今に続く國栖神社になったのは、燈籠の年代にあるとおり、やはり江戸時代くらいのようです。
名前 |
国栖神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
4.5 |
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神社に立ち寄った。
扁額などがなく名前がわからなかったが、このマップで「国栖」だと知った。