多摩川崖線の上、立川段丘にあります。
こんもり盛り土に木が一本。
雑草のびほうだいの原っぱ。
案内板を読むと、この古墳は立川段丘上に位置し、ここから南東40mに現存する2号墳などと共に古墳群を形成したと思われます。
昭和60年秋、測量と発掘調査を行い、その結果、周溝が確認され周溝縁から東西軸長23m、高さ2mの円墳であることがわかりました。
また主体部の埋葬施設は河原石乱石積みによる横穴式石室で、長さ、4.5m幅1.8m 高さ1.65mでした。
石室は土の圧力により左側壁と天井が崩落していましたが、奥壁と右側壁は完全に残っていました。
遺物は、直刀と鉄製の矢じり数本などが出土しています。
以上のことから、この古墳は、古墳時代後期、6世紀末~7世紀初頭の築造と推定されています。
昭和61年2月 国立市教育委員会。
名前 |
下谷保1号墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.6 |
多摩川崖線の上、立川段丘にあります。