雨乞い石が見守る神社の由緒。
日出神社の特徴
日出神社には豪雨災害の歴史を刻む雨乞い石があります。
163号線から見えない静かな森の中に佇む神社です。
深い歴史を持つ由緒ある石版が設置されていますが、読みにくい点があります。
163号線から鳥居や拝殿は見えないです。
見えているのは農業の道具入れに見える神楽です。
小さい神社で鳥居、神殿、神石で構成されて質素ですが、とても趣があります。
神殿背後の鎮守の森は本当に神秘さを秘めています。
綺麗に整備されていて近隣住民との関わりが深いと思います。
平安期の洪水で生駒の鹿畑から流され、この地に留まったとされており、神石として祀られている『雨乞い石』が留まる、石が木に留まった事から付近の地名が柘榴となったそうです。
御神体には聖武天皇の正室である光明皇后が祀られており、平安期には付近を土豪の朝日氏が支配していて、そこから紆余曲折があって日出神社となったとのこと。
163号線を走っていて、山田川の向こうのこんもりした森の中に少しだけ鳥居が見えました。
立ち寄ろうと山田川にかかる2m幅の橋を渡りましたが車を停めるスペースがなく300mほど川沿いを東に走って路側帯に車を停めることができました。
神社は小さなため池のほとりに鎮座していて社名は「日出神社」。
初めて聞いた名前だけど、祭神が光明皇后であり、光が明るく輝くことから日出と名付けたのではないか。
この神社は雨乞いの神社でもあり、境内に「雨乞い石」というものがありました。
かつてはこの石を山田川に沈めて降雨を願ったとか。
この一抱えもある岩石をどのように扱ったかは分かりませんが、持ちやすいように穴がうがってあり、氏子の力自慢が運んだ様子が想像できます。
小さいけれど意外な発見のある神社でした。
由緒が彫られた石版があったが、どうにもこうにも読みにくくてよくわからなかった。
写真を撮ったので、じっくりとを読み解いてみたいと思う。
車では、いけないです。
小さな神社でお手入れはしてありました。
雨乞いの神。
鹿畑に鎮座していたものが、山田川の氾濫でこの地に流れ遷座したとのこと。
元は鹿畑町 素盞嗚神社管下の社であったか?鹿ノ台西の龍王社同様の神石があり、これが氾濫で流れ着き、「石が木に留まった」⇒「柘榴」の地名の元になったのだとか。
名前 |
日出神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
3.4 |
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日出神社の本殿の脇に雨乞い石という一抱えある石がありますけど、石板の説明書によると、元々は生駒市にあった神社が洪水で流されてここに鎮座されたのが由来らしいので、干魃だけでなく、この辺りは豪雨災害も多かったようです。
柘榴集落も洪水を避けてなのか相当高台にあります。
しかし、祈雨でなく日出ですか…。
神社の名前からして、雨乞石には雨が上がるよう願ったのかもしれないですね。
もちろん渇水でも使ったでしょうが、雨が止んで太陽が出てきてほしいので祈雨神社ではなく日出神社なのかな。