名前 |
九里半街道起点 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
小浜と琵琶湖北西岸の湊を結んだ古代以来の交通路で、小浜・今津間の距離が九里半あったことから名付けられました。
九里半越、若狭街道また熊川街道とも呼ばれ、若狭街道は畿内から若狭国への街道であることを示し、熊川街道は中間の宿場熊川(若狭町)の名によります。
経路は小浜(小浜市)から北川沿いに遠敷(小浜市)、日笠(若狭町)、三宅(若狭町)を通って熊川(若狭町)で県境を過ぎ、杉山(今津町)から水坂峠を越えて保坂(今津町)から石田川の谷沿いを琵琶湖岸に至りました。
この北川の谷を利用する道が若狭湾岸と琵琶湖を結ぶ道筋の中で最も起伏の少ない道でした。
また、小浜から日笠までの道は丹後街道と重なり、途中の保坂で朽木谷沿いに花折峠を越えて京都へ通じる短絡路が分かれています。
現在、この道は国道303号として、保坂から朽木谷沿いの京都への道は国道367号として拡幅整備されて利用されています。