歴史感じる日和佐の館。
蛇責めの石の特徴
歴史を感じる日和佐城跡にて、貴重な体験ができます。
蜂須賀入国の際の歴史的背景を学べるスポットです。
土佐に逃れた権頭の逸話が残る特別な場所です。
日和佐城主日和佐肥後守の弟権頭は、長曽我部に服従していたので、蜂須賀入国の際に土佐に逃れ、浜五郎兵衛と称したが、その後蜂須賀に招かれ日和佐に帰り、込潟に館(やかた)を構えた。
里人はその館を「お屋敷」とよんだ。
お屋敷の女中に料理の大変上手な女中がいた。
不思議に思って調べてみると、その女中は夕方になると、誰にも気づかれないようにそっと裏口から抜けだして、近くの桧鼻(現在駅前の広場)の松林に入って、グチナ(蛇)を袋に入れてもち帰り、鍋(なべ)で炊き出していたのである。
鍋の蓋(ふた)に小穴をあけて、熱くなるとグチナはその穴から首を突き出す、その首をつまんで引き出すと、骨だけぬけて皮と肉が鍋の中に残る。
このようにして作っただし汁を料理に使っていたのである。
そのことを聞いた主人は大変怒り、女中を捕らえて桶(おけ)に入れ、蓋に小穴をあけて蛇をいっぱいおしこみ、桧鼻に埋め、桶の蓋に大きい石をのせて蛇責めにして殺したといわれる。
女中は桧鼻に葬られたが、その後桧鼻からお屋敷の方へ火の玉が飛んでいくようになったので、お屋敷の近くに小祠をつくり若宮神社として祠(まつ)った。
なお、この蛇責めの石は、直径185cm、短径80cm、厚さ15cm 程の砂岩で、後に弘法寺山門前の石橋に使用されていたが、その後長い間中学校の庭園に置かれていたのを、最近駅前広場の隅に移され、観光の一助とされている。(「日和佐町郷土誌」)
名前 |
蛇責めの石 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
3.2 |
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