この度家族が増えたので同じ感じのものを買ってやりた...
東京に住む息子夫婦が2年前に豆皿を2つ買い、この度家族が増えたので同じ感じのものを買ってやりたいなと寄りました。
その話をしたらわざわざ探して出してくださって釉薬の違いで色味は少し違いましたが同じ大きさのものを購入出来て、息子夫婦に送って喜ばれました。
個人的に萩市内で1番好きな窯元さんです。
お店の方もご丁寧に説明して下さり、楽しいです。
定番の萩焼から、磁器まであります。
カトラリー系や豆皿などカフェで取り扱っていそうなお洒落なものもありました。
あとは磁器の顔入りの器がとても印象的でした。
お店の営業時間は時々変則的だったりするので公式サイトを確認されて訪問するのをおすすめします。
手前にある工房では一般利用の安価なものが売られています。
奥にも売り場があり、こちらはこだわりの強いものが売られています。
7700円のグラスを買いました。
一般受けから玄人受けまで。
飾るのではなく使える様にと 作品の完成度からするとリーズナブルな値段で購入できます。
でも、ちと高い。
でも、欲しいと思える作品の数々。
一期一会で出会える作品は、一目惚れしたら買うべし。
次回では、購入出来ないかも…。
後で後悔するはず。
そんな、数々の作品に、出会えます。
1969年に開設された大屋窯は約三百年の歴史を誇る萩焼の中では比較的に新しい釜元だが、この窯は古さに立ち返ることを目指し追求している。
そもそも萩焼は海を渡って萩に移り住んだ朝鮮の陶工たちによって始まり、当初は磁器を作っていた。
しかし、陶器重視の風潮からいつの間にか磁器は途絶えてしまった。
この大屋窯は一度は途絶えてしまった磁器の生産を復活させ、萩焼の原点に立ち返った上で、現代に相応しい新しい萩焼創作を目指している。
それだけ留まらず朝鮮に磁器を伝えた明朝の素朴な味わいの焼き物にもこだわった作品を制作し、そのこだわりは器のみならず建物や庭などにも色濃く反映されていて、素朴な小屋が立ち並ぶ傾斜地の鄙びた石段を上がると、突如として堂々たる日本建築の大屋根が私の目に飛び込んできた。
この建物は三十三間堂を縮小したように横に長い建物で作品のギャラリーとして使われている。
その長い軒下の影の中を歩いて行くと、その先で再び視界は開け、眩しい光が溢れる砂だけの明るく開放的な空間が広がっている、この場所こそが大屋窯の主庭である。
この砂だけの何もない庭を見た多くの人は最初は戸惑うだろう「これが庭なのか?」と、しかしその何もない庭は茫漠とした暗い気配とは無縁で、明るく乾いた空気で満ち、ひたすら心地よいのである。
想像力が有るなら、その何もない空間に様々な思いを投影出来るだろう。
安心めされよ、想像力を持たない人のためには周囲の木立が美しい木漏れ日を砂の上に落とし目を楽しませてくれる。
私は建物の縁側に腰を下ろし何もない庭を眺めながら「萩焼の長い歴史」に思いを馳せた。
ひとしきり想像の世界に遊んだ後で、日々の暮らしの中で自分でも気づかないうちに心の中に多くの無駄なものを溜め込んでいたことに思い至った、そしてその心の澱がス〜ッと消えていくような感覚に包まれた。
「其処彼処から溢れるストレスに囲まれた日々の暮らしをデトックスする」それこそが現代人の癒しと言えるのでないだろうか。
この庭をそんな癒しを齎してくれるヒーリングスポットと言わずして何がそれであろうかとさえ思う。
何もないことは「無」であり禅の精神にも通じているのだ。
また、この庭にはどこかに異国の気配が感じられる。
そう、ここには李朝の気配が漂っているのだ。
そもそも朝鮮は独自の庭園文化を持たなかったので何もない空間こそがふ相応しいのだろう。
この大屋窯に漂う李朝の素朴な佇まいは茶聖・利休も愛した。
それは多くのものから選りすぐり、潔く捨て去り、本当に必要なものだけを残した「洗練の果ての素朴」、つまり利休ならではの真の素朴に通じている。
背景の斜面に築かれた二段の石垣、そして銀杏の大木、この二つだけが何もない庭に選ばれた景物とも言える。
石垣は野面積みだが緻密かつ繊細に積まれさながら延段の大霰こぼしの如く、また銀杏は秋ともなれば陽光に透かされた黄葉が萌え立ち、その荘厳さは圧巻である。
(令和元年11月21日)*毎年春秋2回の「萩オープンガーデン」開催期間中のみ一般公開されてますが、もちろん作品購入は常時来場可能です。
全てが素晴らしい❗️
背筋がピンとなり、小声になってしまうくらい、エネルギーが高い場所。
GWのイベントは、外せませんね!
名前 |
大屋窯 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0838-22-7110 |
住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 10:00~17:00 |
関連サイト | |
評価 |
4.8 |
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今年の春に改装されたらしく、非常に雰囲気の良いお店です。
ご一家の作品が数多く並べてあり、必ずお気に入りが見つかると思います。