名前 |
馬関越荷方役所跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.3 |
1840年(天保11)、北前船など諸国の回船を相手に倉庫業、金融業を営むための長州藩役所跡です。
長州藩は、ここで維新の原動力となった資金を稼いだ場所でもあります。
はじめは新地にあったのが、この地に移されたようです。
目の前が北前船の停泊地であり、多くの商いが行われると思うと、今の寂しさが不思議でもあります。
そして、ここで降りた北前船の船乗りが、稼いだお金を手に赤間関稲荷町にある花街へ出かけた風景を思い浮かべると愉快です。
慶応元年(1865)11月、高杉晋作は「馬関越荷方役所頭人」という役に着きます。
慶応2年(1866年)1月に薩長盟約が土佐藩の坂本龍馬・中岡慎太郎・土方久元の仲介によって京都薩摩藩邸で結ばれたことを考えると躍動の頃に、長州藩の財源を握っていることになりますね。