ここに渋谷氏の渋谷城があったそうです。
若者の街渋谷にこんな城跡があったとは。
金王八幡宮の脇に、ここに城があったことを示す唯一の遺構「砦の石」が残っています。
渋谷城跡地とされる。
この城に関する発掘は行われていない様である。
江戸後期の地誌(噂話集)である『江戸砂子』には,「金王丸城跡。
これも八幡宮の西にある。
馬場や的場の跡,あるいは築地のかたちが残っている古井戸が多い。
渋谷氏代々の城地だという※1」等とあるか。
また江戸中期 宝永元年仲秋建之銘の東福寺の鐘銘に,「大永年間に至ると,一度兵火に罹災し,神社とお寺が忽ちに焼け落ちてしまった。
荒廃した状態が長年も続いた※2」とある。
大永というのは,戦国前期 大永四年の,後北条氏VS扇谷上杉氏の戦いである「高輪原の戦い」を指すものとされる。
なお,大正時代に編纂された『澁谷町誌(9頁)』によれば,渋谷城は,北条氏綱の後陣であった大道寺八郎兵衛によって,焼き払われたとしているが,全くの根拠不明。
現地には,澁谷城の砦石なるものがあり,確かに人工的な加工痕の様なものが見られる。
しかしながら,土の城が主流の時代に石垣の遺物があるとは俄に信じがたい(石垣の再登場は,鉄砲伝来以降とされる。
)。
※1「金王丸城跡。
これも八幡宮の西也。
馬場的場の跡,築地のかたち,今にあり。
古井多し。
渋谷氏代々の城地という」※2「至大永中。
一罹兵燹。
神宮僧宇。
忽爾焦土。
荒廃歴有年所」
渋谷駅から約6分歩けます。
金王八幡宮本殿の左側に渋谷城跡の所があります。
御朱印300円頂きましたけど、手書きで素晴らしいです。
十数年前「背油醤油のあ」というラーメン屋が近くにあって、そこに通っていた時に渋谷城を一回訪れていたのだが、今回それ以来に訪問した。
渋谷駅は10年で自分が何階に降りているのかわからないくらい滅茶苦茶に変わっているのだが、この金王八幡宮近辺だけは、時代に無視されているのか全くと言う程変化がない。
当然ながらここは500年前の中世城跡、渋谷城には礎石と伝わる岩一つ以外は何もない。
城跡の遺構を探すのは不可能に近い。
それでも、この渋谷のど真ん中に神社という形で小さな森が残されているだけでも奇跡と思う。
考えると、「背油醤油のあ」の後には油そば屋が立っていた。
その横の出鱈目に作業が早いだけの安床屋の跡地はQBHOUSEになっていた。
渋谷城跡が鎮守の森になるのも何かしらかの天の配剤だったのかもしれん、と勝手に妄想してしまった。
ここに渋谷氏の渋谷城があったそうです。
金王八幡宮の宝物殿には渋谷城の復元模型が展示されています。
本殿のすぐ左わきにこの石と説明板がありました。
なるほど渋谷駅から歩いてくると少し高台になっているところにお宮さんが建っていますし、500年前にはここが渋谷の中心だったのかと思うと感慨深いものがあります。
平安時代末期から渋谷氏が住んでいた。
城には渋谷川を水源に水堀をめぐらされていた。
1524年の北条氏綱による関東攻略の際に、この城は後北条氏の別働隊によって焼失し、渋谷氏は滅んだ。
渋谷警察署の裏手。
神社もあるので厳かな雰囲気あります。
金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)の、この高台は、平安時代末期ごろの、渋谷氏一族の居城跡との事です。
金王八幡宮本殿の左側には、その石垣の1つ「渋谷城砦の石」が置かれていました。
上部は、何かを噛ませたのですかね「凹状のくぼみ」や「ノミらしき跡」の加工跡が見受けられます。
直に触ると、少しですが歴史を感じられる気がします。
〔撮影:2019-01-28〕
この大都会「渋谷」で中世城郭があったんですね。
平安時代末期、金王八幡宮中心に渋谷氏が居を構え、城郭とした。
街道の要衝で渋谷川や谷が存在し、また地形的に湧水が有り砦として好立地であった。
だが、戦国時代になり1524年(大永4年)、北条軍により焼き払われた。
渋谷駅から青山学院に向かう途中に現れる荘厳な雰囲気。
渋谷川を外堀にした城跡、今は八幡宮となっています。
歴史は古く1000年以上遡る平安時代に姿を現します。
境内には樹齢1000年を超えるとされる神木も見所の一つ。
ハチ公前の待ち合わせも良いですが、渋谷八幡前の待ち合わせも有りではないでしょうか^_^
高台になっているので、よい地形だったのでしょう。
明瞭な遺構はありませんが、よい雰囲気の場所です。
渋谷に居るとは思えない静かな空間で散策できました。
まさに、城跡です!
Peaceful historic shrine
触れるよね!
文化財を自由に見せていただけるので嬉しいです
名前 |
渋谷城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
神社の境内に石垣の一部だけが残っています。
南側から鳥居をくぐってと階段を登ると、というところからも、少し小高い感じになっています。
一見、遺構はないように見えるかもしれませんが、立派な城跡ということが感じられます。
とにかく、ひっきりなしに人が来てお祈りしていました。