名前 |
谷倉神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
谷倉神社(やぐらじんじゃ)御祭神 磐長姫命境内社 稲荷神社 山神社谷倉神社の創立は神護景雲三年(769)八月と「下野神社沿革誌」に記載される社です。
享保二年(1717)五月に再建しています。
社殿右横に、樹齢450年といわれる同根双幹夫婦杉が聳えています。
思川と並行して走る県道15号鹿沼足尾線上の「遠木ポケットパーク」の、思川を渡った対岸付近にあります。
近くに神社に直接渡る橋はなく、遠木ポケットパークから南に約420m離れた「鹿の久保橋」を渡って、すぐ右折し、アスファルトの敷かれていない道路を進むと、山側への道と川岸側の道に分かれるので、川岸側の道を進むと廃業した釣り堀のある辺りまで車で進むことができます。
但し、そこが釣り堀であったかどうか既に判らなくなりつつあり、藪が伸びる季節は、道があるのは分かるのですが、車で進んで大丈夫か、かなり心配になります。
その廃業した釣り堀の位置から徒歩で約180m進むと神社に辿り着きます。
鳥居を潜った先の斜面の上に社殿があり、鳥居から思川の方を見ると、幟旗を立てるためのような石柱があって、その先は川へと細い道の痕跡があります。
県道沿いの堤防がコンクリートで作られる前は、もしかしたら、川の浅瀬を渡って神域に来ていたのではないかと想像されます。
なかなか普通には渡って行けない思川のS字を描いて流れる対岸のカーブの先端付近を神域として磐長姫命を祀り、同根双幹夫婦杉を御神木としている点など、地域を開拓した祖先の方々が、華々しさより堅実な人生を願ったのではないかと思わされます。
(個人的な想像です)