埼玉県屈指の神秘な峠。
何の変哲もない十字路の分岐点ですが、この近辺は道迷い要素を含んでいるので要注意です。
虚空蔵峠から大野峠への道はこの場所の手前で尾根を外して広い窪地を横切っています。
この窪地を横切る間に進行方向が北向きから東向きに大きく変わるのですが、遠景が見えないため、その間進行方向の変化を視覚的に認識することができません。
そのため感覚的には北向きに進み続けているものと錯覚してしまうのです。
その結果ここで、刈場坂峠表示方向:東、大野峠表示方向:西、虚空蔵峠表示方向:南、表示なし方向:北という間違った認識をしてしまい、大野峠方面へは大まかな位置関係のイメージに基づき、標識に行先表示のない虚空蔵峠と逆方向へ伸びる道へ進みたくてたまらなくなってしまうというわけです。
実際の方向は帰宅後地形図で確認し、刈場坂峠表示:南東、大野峠表示:北西、虚空蔵峠表示:西南西、表示なし:東北東でした。
そして表示なし方向への道は刈場坂峠に向かう道でした。
このときコンパスで方向確認しておけば問題なかったのですが、当日は持参しておらず、標識の表示に従って進んだものの大野峠に出るまでは何か釈然としない気分でした。
人間の認識の危さを思い知らされ、道迷いはこのようなちょっとしたきっかけから始まるのだなと感じました。
同時に地図とコンパスの携帯と確認実施の必要を思い知らされた一件でした。
名前 |
牛立久保 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
埼玉県屈指の神秘な峠。
たくさんの🦌鹿と遭遇しました!