伊勢州瀧原宮の御分霊・瀬織津姫命を祀る】とあります...
御祭神は速秋津毘古命(或いは云う瀬織津姫命)。
慶長7(1603)年創設で、安永2(1773)年に勢州滝原宮の御分霊を祀ると云うが文献はない。
正徳2(1712)年に現高萩市杉原の地を開拓し創建したとの口碑あり。
なかなか難解です。
明治6年村社列格、同40年供進指定。
高萩高校へ登る狭く急な坂道の交差点に鳥居があり、つづら折りの石段を高萩市街を望みながら登っていくと、御神木ほか巨木の樹立した広々とした境内に、立派な社務所や子安・滝坂稲荷などの大きな境内社、そして重厚な威容の社殿が鎮座まします。
拝殿裏の驚くほどに広い瑞垣と精細な彫刻の御本殿は目を瞠り感歎するばかりです。
ところで、入口鳥居前の古い案内板に「高萩の観光10選 滝坂広場と瀧神社の展望」とあり、確かに市街の展望を望めます。
ネットで後から調べたら、境内に夜景も素敵な展望台「パノラマビューデッキ」があるそうなのですが、うむむ、うっかり見逃してしまったのでしょうか。
ちょっと見えにくい案内板によると勢州瀧原宮からのご分霊とあります。
瀧原宮とは伊勢神宮の内宮の外宮にあたります。
気になったのは、扁額の千家尊福という名前です。
祭神論争の際に出雲派の代表だった有名な人物ですが、何故伊勢にまつわる神社の扁額に?とても不思議に思いました。
名前 |
瀧神社 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
3.9 |
周辺のオススメ

高萩市に鎮座する『瀧神社』様・創立年期不詳・御祭神:瀬織津姫命 / 速秋津毘古命(速開都比古.速開都比売)由緒書に【御祭神とされる速秋津毘古命は、後世 徳川光圀公に依る社寺改革か明治の始め神職に依る誤伝か又は当時の総代達の意か…速秋津毘古命の名を記す書は唯2書のみで、多賀郡誌や由緒の始め及び掛軸や古来より、伊勢州瀧原宮の御分霊・瀬織津姫命を祀る】とあります。
『瀬織津姫は伊勢州瀧原宮の御分霊』を祀ったそうで、こちらの伊勢州瀧原宮とは、現在の三重県伊勢神宮 内宮別宮の瀧原宮になります。
境内は掃き清められて、とても大切に護られておりました。