2018.4.13 三回目の訪問でした。
格式があります。
(^o^)/
ひな人形でお世話になりました。
品揃えも多く、色々と丁寧に説明して頂けて助かりました。
2018.4.13三回目の訪問でした。
前回は一水の極上黒小札赤糸縅兜竹雀で良い思いを残しました。
今回は武久 御兜【剛健】との出会いがありました。
京都島津監作の表示。
隣の秀麗な一水の竹雀とは異なる、名の通り 正に剛健なる大型の兜です。
竹雀の大鍬形よりも分厚く力強い大鍬形。
質実剛健ではなく《華麗+剛健》で、後姿は苦み走った緋絲の鈍い色目が渋く、圧倒的な存在感とともに剛直さがにじみ出ています。
この兜の注文主は社長さんだそうで、それほど武久には心惹かれない私だが、これには参った。
甲冑師さんの持てる力を、このような形にまとめ上げるように企画されるとは。
実に 素晴らしいことです。
以前から 京都島津さんのカタログなどで、《有職文華院》《京都島津 監製》と表現される 言葉の持つ意味を、私なりに考えてきましたが、その答えの一つが、この【剛健】であるようです。
京都島津オリジナルの深み・重みを前から感じてはいましたが、「甲冑師によって作られた鎧・兜を並べているだけでは無いのですよ!!」というメッセージが感じられます。
少なくとも 私は そう受け取りました。
京都島津総本店さんの 建物・アプローチ・迎え入れる店内のしつらい。
そして2階への大階段。
日本建築の伝統の美しさから、節句人形を展示する空間の作り方、そしてお客様との接し方まで。
至る所に 細やかな 神経が行きわたっているように感じています。
数多くの人形店さんを訪問した中でも、京都島津さんは 私の心に残る 素晴らしい人形店です。
京都という大舞台を背景に これほどまでの店舗を現出させていることに敬意を表します。
それが 多くの方に そのように理解されているかどうかはともかく、節句という日本の伝統文化を 生業とされている限り、有難い 人形店さんといえます。
二人の男子の父親である娘婿の五月人形が、京都島津さんで誂えたものであることも、何かの えにし なのでしょう。
2015.3.12多くの人形店さんのカタログ・HPを見ましたが、五月の節句の由来について詳細で納得のいく解説をされていたのが、ここ京都島津さんでした。
実際に総本店を訪問した際に感じたのは、店舗に行きわたる高潔さと、どっしりとした存在感でした。
平安一水の 大型の【黒小札赤糸縅〈竹雀〉兜飾】や数々のしつらいに、京都の老舗の心意気のようなものが表れていました。
ぶらっと入るには敷居が高い感じですが、私はとても素敵な時を過ごさせていただき、的確で心に残る対応が今でも忘れられません。
有職故実に基づいた美を追求するという一つ一つの飾りは、家紋入りの提灯・幟旗などを配し、落ち着いた屏風とともに、京都島津の伝統を今に伝えています。
高名な京甲冑の作家の鎧兜でも、京都島津らしい趣の飾りとなっており、この点におき他の人形店とは一線を画しています。
名前 |
京都島津 総本店 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
075-341-1181 |
住所 |
〒600-8082 京都府京都市下京区高倉通, 四条下る高材木町216 |
営業時間 |
[月火水木金土日] 10:00~18:00 |
関連サイト | |
評価 |
4.2 |
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人形をディスプレイしてます。
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