非常に価値が高いだろうな。
晴れた日は、特に長閑な感じがします。
戦後、五重塔は炎上し跡形もない。
今は公園であり、銀杏の大樹をはじめ灌木が繁る静かな公園である。
一角に都内で唯一という警察官の駐在所があり、その駐在さんが端正込めて育てる百合の花が大層美しく、特に夜の、うっすらと芳香が漂い、月明かりにしおらしくも凛として咲く様は実に夢幻の境地へ誘うに足る。
春は桜の花波で、それが散るとモミジの爽やかな若葉が繁りあい、そしてここの百合へと引き継がれ、秋には銀杏の黄葉が見事である。
冬ばかりは寂しいが遠く渡ってきた尾長鳥が楽しくて仕方がないとばかりに灌木を飛び回る様が見られるのはまた一興である。
幸田露伴の五重塔のモデルとなった塔ですが、戦後焼失し、礎石のみが残っています。
たまたま通って広場があるなあと思ったら由緒ある場所でした。
会社の帰りに寄ったので暗かった。
今度は明るい時に行きたい。
幸田露伴の小説「五重塔」はこの界隈が舞台です。
ここにあったら佳かったのにぃ~
五重塔の跡地ではありますが、谷中霊園散歩中に立ち寄ってみるのもよいと思います。
近くに交番があり、時期によっては周辺の無料ガイドマップを交番前に準備してくださっています。
いただく時には巡査さんに「ありがとうございます」と下町の一員になったつもりで挨拶しましょう!
現在は何もない。
今の様子からは、ここに五重の塔が立っていたなんて信じられない。
五重塔が立っていることを想像して想いを馳せてみると、なんだか不思議な気分になる。
再建はないのかな?近くに幸田露伴の旧宅がある。
そこから見た五重塔をテーマにした小説を書いたことはあまりにも有名。
私は、彼の小説「五重塔」も大好きだ。
小説を読んでから、ここで「のっそり」が塔を建てている様子を思い浮かべると、豊かな時間を過ごしている気分になる。
五重塔の痕跡すら分からなく現在は小さな公園みたいになっています。
公園的な憩いの場、だが煙草の吸殻が酷い、しかし近くに案内札とトイレがある休憩所と言うだけでも、非常に価値が高いだろうな。
(歴史の香り?アレとコレの臭いが以下略)追伸 ヒノキアレルギーなら、まぁ、耐えろ。
五重塔跡地で基礎のみ残っています。
説明板があります。
かつて谷中霊園のランドマークとして建っていた五重塔があり幸田露伴の小説のモデルにもなった由緒ある建造物であった。
天王寺所有だったこの塔は明治期に東京都に寄付され関東大震災や第二次世界大戦の戦禍を逃れ戦後を迎えた。
しかし1957年(昭和32年)7月6日早朝に裁縫店に勤務していた48歳の男性と21歳の女性の不倫による無理心中の道連れで炎上してしまう。
現在は礎石のみが残っており、そばには小さいながらも公園がある。
余談だが谷中五重塔は礎石が健在で設計図も現存していることから再建が可能で度々建立するか否か議論された事がある。
しかし都が所有する文化財に無宗教の建物を建てる意味はあるのか否かや建立の際の費用をどうすべきか等の議論が繰り返され、今日まで再建の目処はたっていないようである。
天王寺五重塔跡。
塔の土台と石碑があります。
周囲は児童公園になっています。
名前 |
天王寺五重塔跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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谷中霊園の中央辺りにあります。
桜並木が綺麗。