名前 |
大正寺 枯山水庭園 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
大正寺は、北九州市八幡東区の帆柱山の中腹に位置し、眼下に八幡を一望できる高い位置にあり、遠くに若戸大橋を眺望できます。
臨済宗大徳寺派の禅寺であり、また福岡市千代に崇福寺という黒田藩の菩提寺だった寺があり、大正寺は元は崇福寺の別院でしたので、崇福寺とも深い縁があります。
自然に囲まれ恵まれた環境で、山門をくぐって白壁沿いに石畳を昇っていくと右手に玄関、 左手に新納骨堂、正面に石灯籠が見えてきます。
石灯籠の右に本堂、左に区指定保存樹の楠、奥に鐘撞堂があり、さらにその奥には福岡城祈念櫓跡に修養堂・通玄庵、脇に墓地へ続く道があります。
本堂の裏には小さな池があり、鯉が泳いでいます。
多くの禅寺には枯山水庭園や茶庭が作られる事が多く、昭和四十七年(1972)に福岡市・清楽寺庭園(既に失われている)と同時期に作られました。
作庭は昭和を代表する作庭家の重森三玲氏が手掛けました。
蛇足ですが重森氏が手掛けた九州の庭は三ヶ所あり、こちらの大正寺さんと前述の清楽寺(庭園は失われています)、太宰府天満宮近くの光明禅寺(1957)です、明確に一般公開されているのは、光明禅寺の庭園のみです。
大正寺庭園は一般公開はされておりませんので、特別に許可を頂き撮影した動画と画像を載せさせて頂きます。
(2018/12/21)