お部屋は404でした。
歴史的遺産となっている建造物に泊まれると言う事で知られるVMGグループのプロデュースする宿だそうで、上記建造物の保護を目的とした経営展開をしていると聞きこう言う取組みをしている人達もいるのだなと思いました。
佐原の宿の場合は、水郷佐原の代表的な川で知られる(皆さんが見た事がある)小野川の脇にあり、フロントと共有施設は中村屋商店の建屋(これも歴史的遺産建造物)にあり、まずそこで我々はこう言う古屋に泊まるのだなとイメージが湧き、そこから少し離れた場所にある宿泊室(これも歴史的遺産建造物)に行く事になる。
【宿泊室】室内(むしろ一軒の建屋に入る感じ)は綺麗にかつ古さのバランスが残された感じでリノベーションされ、使用感、清潔感には問題は全く無い。
2階建てなのだが、居間、寝室に向う階段が急だった。
私は2020年12月現在で48歳なので、まだ不自由はしないが、脚に不自由がある方にはちょっと辛い段だと思いますので覚悟が必要。
浴室、トイレのアメニティはそれなりの品揃え。
浴室の湯舟は木製ですが綺麗で大きい。
対面で2名余裕で入浴可能。
テレビ、時計がありません(意図的に置いて無いらしい)Wifi設備があり通信は普通。
【食事】夕食は、地場物の食材を使用したフレンチ。
メインは、魚、肉両方出ますので大満足です。
調味料が佐原産の麹や味噌を使っており、ホテルのポリシー(地元の歴史的を保護)をここにも感じます。
町家を改装してとてもいいホテルですが、不便を楽しめる方、懐かしさを感じる方向けです。
昔このような家にすんでいたりすると感動しません。
また、商家で階段が急なのでお年寄りにはつらいです。
こちらGOKO棟の403号室に宿泊しました。
号室、といってもNIPPONIAさんの一室は一棟丸ごとなんで、小野川中心に佐原の町中のアチコチの場所がリノベーションされ、一棟貸しされています。
私の泊まった403は明治期に建てられた「蔵」、つまり倉庫です。
表の商店の在庫をこちらに置いていたそうで、ホテル部屋として見事に生まれ変わりました。
こちらの宿泊には条件があり、利用は2名迄で、かなり急な階段が有るので足腰がしっかりした人、です。
私には忍者屋敷みたいで楽しかったです。
テレビは無いのですが、外の祭のお囃子や雨の音がよく聞こえて却って心地良かったです。
特異な体験なので、誰しも忘れられない想い出となるでしょう。
シックでモダンな内装や設備は和の雰囲気満載で、更に漆喰の壁、柱や桁(けた)、重厚な内扉(これは当然固定されてますが)など、至る所に上手に「蔵」の要素をまんま遺して新旧を見事に融合させています。
食事は中村屋商店のホテルフロントの階段上で、夏と秋の佐原大祭の時期には夕食時に窓を開放し、祭を見下ろしながら高級料理を頂けるという何とも贅沢な演出が用意されています。
たとえはアレですが、まるで遊郭か花街の二階で窓に腰掛け通りを眺めてる旦那衆?それとも王侯貴族?そんな気分でした。
偶には良いよなぁ~~?こんなのも。
403号の直ぐ隣、同じ敷地内には和物を扱う「並木仲之助商店」さんが有り、そちらのクチコミでも書きましたが女主人はとても話し易く素敵な人。
宿泊中、外出時に出入りする度に、ちょいと寄っては駄弁ってました。
会社としての関係性は今は別々なんでしょうが、こちらも屋号が同じ、町中に今も在る乾物屋さんが創業の「中村屋一族」だそうです。
何だか歴史を感じます。
IPPONIAさんは、このように古民家などを再生し街全体をリノベしているんですね。
今後の全国展開も益々期待できそうです。
名前 |
佐原商家町ホテルNIPPONIA(GOKO) |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
お部屋は404でした。
階段が急で2階の天井は低いですが、中はキレイでお風呂は外国の方を視野にいれているのか脚を伸ばして入れます。
追い焚きも可能です。
娘達に大変好評でした。
強いていえば引き戸の建付けが若干気になりました。