人知れずひっそり佇み哀愁が漂う場所。
2021年5月、土御門上皇行宮跡、北側の神田において、古くより史跡として祀られてきた御所ノ井が修繕されました。
井戸の周りには質の高い良質な木材が用いられ、井戸としての造りは大変特徴的でありました。
付近は史跡公園や田畑に囲まれた広く閑静な場所であり、古来からの歴史を穏やかな時の流れと共に、脈々と伝承されている様でした。
行宮跡の南側の道路は鳴門池田線を挟んで旧道まで長距離に渡り不自然に広い。
これは行宮跡が御所神社だった頃の参道の名残りであり、当時の姿を偲ばせる。
土御門上皇を御祭神とする御所神社でしたが、1957年(昭和32年)に土成町吉田の吹越神社に合祀されて御所神社となりました。
現在は宮司家の個人所有地で、阿波市が支援して管理されているそうです。
1931年(昭和6年)にはここで盛大に「土御門上皇七百年祭」が挙行されました。
優れた歌人でもあった上皇を忍んで、歌碑が何基か建てられています。
承久の乱で土佐に流された後、阿波まで戻された土御門上皇が土地の守護により宮殿を作ってもらったといわれる地、今では地域の公園の中の石碑にその名残を感じるばかりです。
児童公園になっています。
この方は子供に縁があるのでしょうか(^_^;) 高知県では月見山こどもの森に碑があります。
駐車場はないけど、道が広いので大丈夫です。
名前 |
土御門上皇行宮跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
公園内の土御門上皇の史跡です。
承久の乱で阿波に流された土御門上皇が住まわれた行宮跡です。
御所神社跡にもなっており、現在御所神社は土成インター西側と国道318号線沿いに鎮座しております。
園内には百度石や記念碑、歌碑などが見られます。