壮大な城郭、犬成城 森を見て城郭を見ず。
2021/2/11場所が分かりにくいが林の中に入るとすぐに超深い堀と土塁が現れ、馬出し構造の郭に着く。
隣の主郭との間は土橋でつながれているが、主郭の周りはマジで深い堀とこれまた超絶高い土塁で遮られ、かなりの土木量である。
主郭から下のお寺に向かっても城跡との情報から降ってみたが、とんでもなく荒れており、ほんとに細い尾根となっており、まずやめたほうがいい。
主郭周りだけでも見る価値は間違いなくある。
遺構が良く残っています。
壮大な城郭、犬成城 森を見て城郭を見ず。
森の外見からはその壮大さは計り知れない。
犬成城は、犬成字湯武倉の台地に突き出した丘陵地にある。
城郭遺構は完全といってよいほどに残されているが、近時、城郭部の東側一部が土取りのため掘り崩されて崖膚をさらしていることは残念である。
崖膚の裾下は水田続きで、その先に小川が流れて水堀の要害をなし、城郭の正面とみられる。
西側は台地続きのためか、本丸守護のための大土塁が築かれており、用土は大空堀の掘り土をもって築塁したものとみられ、城郭の背面をなしている。
南側は郭裾に道路が通っているが、その下は断崖が続いており、要害の谷となっている。
北側には数段の腰郭が築かれ、崖下の谷は平坦地となり、以前は宅地になっていた。
宅地跡の周囲は懸崖が取り囲み、その上部は台地続きとなっている。
(中略)城郭の最高所には二郭が並び、一の郭と二の郭の間には空堀があり、ここの連絡には土橋がある。
二郭の下には広い郭と腰郭が、要所に設けられて植林がしてある。
三の丸ともみられる場所には、安立寺(顕本法華宗)が建ち、その隣は住宅地となっている。
その住宅地の下の郭部には、人家が二軒あるが、遺構がよく残っているので、研究の資料となる。
また城郭の南方400mの山中に、一条の空堀をめぐらした狼火台とみられる施設跡もある。
城の歴史については、伝承もないが、城郭の位置から推察すると、土気城の出城ではないかと考えられる。
引用:日本城郭大系6 千葉・神奈川 西側から林に入ると、やがて一つ目の土橋が現れた。
土橋の両側は、堀が見られるが、埋もれてしまったのか、かなり浅い。
更に進むと二つ目の土橋があり、この辺りになると、堀は深く土塁は高くなっている。
土橋から北西側にみえる大土塁は、目測ではあるが、高低差が10m程あるようだ。
ここから転落したら無事では済まないであろう。
北側は殆どの場所で断崖絶壁である。
深い藪は余りなく、地主が草刈を怠らないのであろうか。
杉木を薙ぎ払えば、見事な中世城郭が姿を現すであろう。
私は犬成に住んでいますが犬成城の存在を最近知りました😅湯武倉城と向山城は空城と湯武倉城の近くには代官屋敷もあり また名主も居たとか 確かに空城で無かったかな?此に詳しい方 教えて下さい、2つの城の近くに狼煙塚の云われもありますが?良く解りません。
名前 |
犬成城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
場所がとってもわかりにくい。
何回目かでようやく、遺構にたどり着けた。