黒船から江戸を守るために築かれました。
嘉永6年(1853)のペリー(黒船)来航を受け、江戸幕府は海防強化の検討に入り、勘定吟味役格(幕府財政の監査を担う役職)の江川太郎左衛門英龍(えがわ たろうざえもん ひでたつ:1801-1855)らによる江戸湾巡視の結果、内海防備のための御台場築造を決定しました。
築造計画は、西洋の築城書・砲術書などを参考にして、海上に11基の御台場(砲台島)を築造しようとするものでしたが、最終的には6基が完成し(昼夜を通して作業が行われ、短期間で築造したそうです)、現存するのは第三・第六の2つのみです。
どちらも現在は東京都の管理下にあり、第三台場は台場公園として一般に公開されていますが、第六台場は一般の立ち入りは禁止されていますので、レインボーブリッジの遊歩道(※サウスルート)から見下ろす感じになります❗️👀第六台場も、第三台場同様、周囲を石垣に囲まれ、その上に土塁(どるい)が築かれています。
ただ、第六台場は手入れなどはされていない感じで、草木が鬱蒼(うっそう)と生い茂っています🌲🌳台場については、鎖国政策の幕府が慌てて築いた「時代錯誤の代物」と見下されることがありますが、近年は「合理的な築造計画だった」と歴史の専門家に評価されているそうです。
当時の江戸湾の水深(隅田川から流れ込む土砂が堆積する遠浅(とおあさ)の海だったそうです)や艦船の喫水(きっすい:船体が沈む深さ→船の最下面から水面までの垂直距離)から敵船の進入路を見定め、火砲の威力を計算し、どうすれば敵の攻撃から江戸を守ることが出来るかを合理的に判断して計画したそうです。
こうした幕府の努力が一定の抑止力となり、ペリーは日本との外交交渉のテーブルについたのだと言われています。
レインボーブリッジの下にある、江戸時代の砲台跡です。
ここは立ち入りが禁止されていますし、台場側から陸続きとなっていないため自然が残されている場所になっています。
日本のガラパゴス島。
レインボーブリッジから見下ろし気になった小島、調べて見れば黒船対策の砲台の跡で歴史的に見れば第3海保よりも古い人工島であった。
ずっと理由もなく上陸してみたいとおもってました。
不思議な島。
東京湾(江戸湾)内に設置されていた砲台(台場)のうちのひとつで、その名の通り6番目。
現存する、貴重な2つのうちの一つ。
現在は人の立ち入りが禁止されていて、調査担当者ですら、許可された時でなければ上陸できないとのこと。
そのため、今や鳥類の楽園なのだとか。
一般の人が最も近づけるのは、東京湾クルーズなどの船。
なお、船上パーティーで天ぷらなど火を使った料理が出せるのは、ここから海側の海域のみに規制されているらしい。
東京ベイの歴史を散歩しながら学ぶのにぴったりの場所です。
(原文)This place is a nice place to have a walk and learn about Tokyo Bay's history.
いつかは行きたい。
立ち入り禁止で神秘に満ちた島。
一度上陸してみたい。
黒船から江戸を守るために築かれました。
見晴らし最高の場所から撮影!
名前 |
品川第六砲台跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-5531-0852 |
住所 |
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評価 |
4.1 |
上陸してみたいものである。