この橋を渡ると証券取引所が目の前です。
〔鎧橋(日本橋川)/Yoroi-bashi Bridge〕ここには、鎧の渡し がありました。
地名の由来は、武将が鎧を納めたとか、鎧に助けられたなどの諸説があります。
《豪商の出資で架橋》江戸時代は、江戸湊の入り口近くにあったために、船の往来が多く、渡し舟の船頭にも相当な技量が必要でした。
明治の初めに、ようやく豪商が出資して、ここに橋がかけられました。
今でも、すぐ隣に東京証券取引所があり、日本や世界の経済には、とても重要な場所といえます。
《谷崎潤一郎さんもたたずんだ》現在の人形町付近で生まれ育った、文豪 谷崎潤一郎さんは、「幼少時代」という作品で、この橋の上でたたずんだと、書いています。
その頃の橋は、現在の橋より、ちょっとゴツゴツした感じのある鉄橋のようでしたが、橋の側の解説板があり、紹介されています。
日本経済の中心地で、どれだけの人々の助けになってきたのでしょうか。
〔アクセス〕東京メトロ茅場町駅 徒歩5分。
両側はスロープや階段がない平坦な橋。
自転車の車道走行は可能ですが、車道を逆走したり、狭い歩道を結構なスピードで走る自転車が散見されます。
よろい橋です。
それは鎧橋を意味します。
(原文)It’s a Yoroi bridge. It means armor bridge.
茅場町と水天宮の間にある日本橋川にかかるのが鎧橋です。
すぐそばには、ぺんてる本社、東京証券取引所があります。
東京七福神の中でも特に人気のある小網神社もすぐそばです。
この橋の特徴は、橋の外側にあるV字型のとがった装飾。
手すりなどもそうですが、とてもエッジを活かしたデザインです。
このデザインをみればすぐに鎧橋とわかります。
中央区の橋は、丸みを活かしたデザインが多い中で異色のデザインですね。
阿部寛さん主演の映画『祈りの幕が下りる時』では、この鎧橋が9月の橋として登場しました♪
その昔は鎧の渡しとして舟で結んでいたところ、伝説としては源頼義・平将門に由来するとも言える由緒ある土地。
東京証券取引所が目の前に見え、上には首都高速の高架橋と現代においても少し風情がある都会の風景。
名前 |
鎧橋 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3531-1155 |
住所 |
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評価 |
3.6 |
諸河久氏のコラムで、1930年頃の鎧橋の様子(彩色絵はがき)が見れる。
なるほどこういう形の橋も昔はありそうだ、といういまは見かけない構造をしている。