名前 |
武居恵比須社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
武居恵比須神社は承知川の河岸段丘の上にあって、諏訪湖を展望する高台斜面にあります。
古くからの下諏訪市街には小さな神社が多いのです。
やはり中世に大祝金刺家の城下町だったために、集住する家門や町衆の信仰を集める施設を数多く造ったからでしょうか。
武居恵比須の本殿の四囲には、諏訪社の摂末社として扱われているので、御柱が立てられています。
本来の下諏訪の都邑集落は、尾根の裾から中腹の斜面を通る鎌倉街道と旧甲州街道のあいだの斜面に建設されたように見えます。
諏訪湖の北東岸の断層崖はさらに山岳から流れ下る渓流によって浸食されて、川の流れに沿った段丘や扇状地がつくられました。
こうしてできた狭い傾斜地に、家屋が密集した集落が形成されました。
そしてひときわ高く、湖や集落全体を見おろせるような段丘高台には恵比須神社が建立され、そして各集落の脇に一族マキが祀る「氏神」として稲荷社などの祠が設けられてきたようです。