農地の真ん中に残る遺構の存在感がいい。
家の近所です。
戦後、亡くなったおじいちゃんが満州から引上げ来たときは松林で線路、駅があったそうです。
大きな穴があちこち掘ってあり、そこからいくつも防空壕があって雨が溜まり池になり夏には泳いでいたと言っていました。
30年前に深谷市在住の友人から「旧日本軍の建物が残っていて、夜中に兵隊さんの幽霊が行進しているんだって」と冗談めいた話を聞いた事を思い出しました。
夜間は真っ暗なので、近寄りたくない場所です。
櫛引は戦後の開拓地とあり、戦時中、陸軍の弾薬工場が疎開してきて、原野を切り開いた跡地とあります。
そう言えば写真を始めた1970年頃、この土地でこんな白黒の写真を撮った覚えがあり、まだそれが残っているか調べて見たけど見つからず、1995年位に取り壊されたとの情報がありました。
で、それと同じ様な建物が一箇所だけまだ残っていると言う事で撮影に行って来ました(カラー写真)。
これは1943年、東京の空襲に備え板橋製造所の疎開先として建てられた、東京第二陸軍造兵廠櫛引製造所の火薬工場の跡との事です。
東京第二陸軍造兵廠櫛挽製造所、という東京から疎開してきた軍施設遺構。
現地に説明板など無し。
私有地内であることや、建物の所々で表面が剥離し鉄筋が露出するなど劣化が進んでおり安全とは言えないことなどから、見学には注意・配慮が必要と思われます。
名前 |
旧弾薬庫跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.4 |
近くに用事があり、やっと寄れました。
RC構造ですが、階段脇に床開口あり。
危ないので注意です。
墜落したら死にますので、明るい時に行くべき。
また近くで農作業されてる人も方も居ますので少し離れた所に駐車して歩くのがベストかと思います。