本館の歴史博物館は良いのですが別館の民具展示は解説...
本館の歴史博物館は良いのですが別館の民具展示は解説らしい解説がなくただの倉庫になっています。
吉田橋バス停がすぐ対岸にあるのに橋のないもどかしさ。
博物館ではなく、郷土資料館。
郷土資料館としては、完成度高いですよ。
下総から武蔵の国になった経緯、幸手宿の盛衰、水害の歴史、郷土ならではの地元の名士達。
昭和を中心とした様々な民生品やファミコンまで、展示品も豊富です。
土曜日の午後に訪問。
他の閲覧者は誰もなく、貸切状態で見学できました。
入館料は無料。
駐車場も停めやすい。
近くには野田の関宿城博物館もあり、クルマで20分程で移動できます。
ハシゴすれば江戸川周辺の郷土史がもっと面白くなりますよ。
コンパクトですが、見応え十分!従来から旧吉田中学校校舎にて展示していた民俗資料(俗に言うおばあちゃん家の納戸)に加え、隣接していた旧幸手准看護専門学校の校舎をやはり再利用した歴史展示室が2018年10月にオープン!駅からやや遠いですが、あまり知られていなかった幸手の歴史・文化がよく分かります。
鎌倉時代の下河辺荘から始まり、古河公方の有力御家人だった幸手一色家による支配。
江戸時代に入り利根川東遷事業に伴う権現堂川の締め切りと、日光街道幸手宿の繁栄。
明治時代以降の合併と、鉄道の敷設などなど…。
中でも一番の発見は、囲碁の最高峰である本因坊に関わる展示です。
江戸時代より、囲碁の家元四家の筆頭だった本因坊(ヒカルの碁では本因坊秀策が史上最強棋士でしたね)。
本因坊二十一世がタイトル戦としてオープン化するまで、その名跡は常に一番弟子に世襲されてきました。
そんな囲碁界のスーパースターが三代続いて幸手出身という驚愕の事実!8世:本因坊伯元、9世:本因坊察元、10世:本因坊烈元の3名がいずれも幸手出身(烈元は2003年にその事実が判明)であり、3名が本因坊を名乗っていた1741年〜1807年の66年間は幸手が棋界を席巻していたといっても過言ではないのです。
3名は縁者親類でも何でもなく、上記の通り完全実力の跡目争いであり地元贔屓も通用しません。
例えばオセロは水戸が発祥ということもあり、茨城県では盛んに競技が行われ、その結果水戸やつくばから多数の世界チャンピオンを生んでいますが、囲碁は幸手が発祥なわけないし。
偶然にしちゃあまりにも出来過ぎたミステリーですね。
中川を遡行していて見つけました幸手に平将門の首塚がある事を知りました これから行ってみます。
保存状態がとても良く窓から入る夏の風がとても爽やかでした。
名前 |
幸手市郷土資料館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0480-47-2521 |
住所 |
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関連サイト |
https://www.city.satte.lg.jp/soshiki/kyoudomuseum/index.html |
評価 |
4.1 |
企画展は年に1回開催。
東武動物公園駅バス停から乗車して、吉田橋バス停で下車。
バスに更に乗っていくと、関宿城博物館の近くまで行けます。