旧村社。
御祭神:素盞嗚尊(すさのお)、他。
創建:年代不詳(鎌倉時代相当)。
ここ美里町大字白石にある当社は、創建年代は不詳ですが、鎌倉時代に猪俣小平六範綱が、武運長久を祈願し霊験を得たと伝えられます。
新編武蔵風土記稿には「天王社」と当時の社号が記載されています。
明治5年に八坂神社と改称、明治42年(1909年)白石にあった旧湯本村の春日神社(中居明神社)、大仏村の羽黒権現社、円良田村の山王神社を合社、西大沢神社と改称したといいます。
当社が往古大沢郷と称した地域の、西部に鎮座していたことにちなむものだそうです。
白石は松久丘陵に位置する山間の村で、天神川に沿った地域に集落と耕地があるそうで、当社も丘陵の麓付近とはいえ緩やかに坂のある地域に鎮座しています。
鳥居から社の辺りはこじんまりしていますが、鳥居前方に「白石どんぐり公園」がある当社の境内はとても広く、社務所との間の土地はちょっとした運動が出来る広場の様に感じました。
広い境内、拝殿本殿傷んでますが大事にされているようです。
お賽銭箱は見当たりませんでしたので参拝のみ。
名前 |
西大澤神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0495-76-3040 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.0 |
西大澤神社主祭神 素盞嗚尊合祀神 武甕槌命 斎主命 天児屋根命 比売神 羽黒神境内社 愛宕社 稲荷社 二柱社 琴平社 天神社 山神社御縁起(歴史)白石は松久丘陵に位置する山間の村で、天神川に沿った地域に集落と耕地があります。
西大澤神社は天神川沿いに鍍座しています。
「児玉郡誌」には「当社は往昔は牛頭天王と称せしが、明治五年(1872)に八坂神社と改称して地方の者深く崇敬せり、創立年代は詳ならざれども、祭神武徳の大社たるを以て、近地猪俣の住人猪俣小平六範綱が、武運長久の祈願を籠めて霊験を得たりと云伝ふ、往時の本地仏千手観音に名僧空海の作なりと云ふこと正徳年間(1711~1716)の古文書に在り、又社殿は享保三年(1718)に改造したる時の棟札今に現存せり」とあります。
本地仏の記述から別当の存在をうかがわせますが、「風土記稿」に当社は村民持の「天王社」として見え、別当についての記載はありません。
ただし、天神川を隔ててすぐ南側には明応年間(1492~1501)頃より榛沢郡のうち十ヵ村の年行事職を務めたとされる本山派修験宝積坊跡(上田栄治家)、また東側にはこの宝積坊配下の智積院跡(小林桂之輔家)がそれぞれあり、両坊が当社の祭祀に関与したことは想像に難くないと思われます。
明治四十二年(1909)には、旧湯本村の春日神社(中居明神社)、大仏村の羽黒権現社、円良田村の山王神社を当社に合祀し酉大沢神社としました。
その社名は、当社が往古大沢郷と称した地域の西部に鋲座していたことにちなむものです。
(境内案内板より)拝殿後方の本殿には、胴羽目に「司馬温公の瓶割り」や「猩々」などの素晴らしい彫刻が施されていますが、覆屋がしっかりしているので普段は見ることができません。