名前 |
蠶影神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
【蠶影神社の由来】天地開闢筑波山麓神郡豊浦の地に御鎮座坐す日本一社蠶影神社の御祭神は稚産霊の神(蠶の原始の神)と申し右に埴山姫の命(殖産興業の神)と左に木花開耶姫命(除難安産の神)の三柱から成り養蚕の祖神にして、萬民からの尊信篤く霊験著しき御神なり。
総社創建は人皇第十三代成務天皇の御代一九〇年と伝えられ一、八〇〇余年の歴史と伝統のある神社である。
古代萬葉集に「筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも」と歌われており蠶の発祥の地は筑波山麓である。
明治の後期は養蚕が最も盛んになり我国の絹糸は品質、量ともに世界一に輝き総輸出額の五割を占め国家経済を支えた偉大な御神様である。
我らの父祖達がこの地を開拓したのは明治の中頃で当時は小川山の狐原とも云れた草茅の荒野で必死の努力にもその報いはなく苦難と貧困の毎日に人々は路頭に迷い挫折するものも多く残された僅かな父祖達は養蚕に命をかかげるべく、日本一社蠶影神社より御分霊を受け賜り小川山坪の氏神として御鎮座参らせ五穀豊穣と子孫の繁栄を祈願したのが肇なり。
茲に御神殿の新築と境内の拡張整備の完成を記念して蠶影神社の由来と氏子の沿革を後の世に伝え御神徳の尊大と先祖の人々の偉業を顕彰し併せて氏子達の益々の繁栄を希って、、、刻す。
平成八年十一月吉日(境内の石碑より)