静神社宮司さんに紹介され訪ねました✨。
御祭神・御由緒とも不詳ですが,社名が社殿の扁額によれば,「梵天大権現」であることから,梵天とはインドのヒンドゥー教の主神ブラフマン(ブラフマー)にして,仏教の守護神,色界の初禅天の王。
十二天・八方天の一であらせられます。
鳥居がありますので,神道には違いないでしょうが,それにしても神道の神とするのは珍しいと思います。
おそらく,隣接する宝金剛院の鎮守社なのでしょうか。
場所は,宝金剛院の境内を(案内版の矢印に従って)通った裏手に,「梵天山大権現」の赤い鳥居がある前方後円墳の円墳部分が現れます。
鳥居をくぐって石段を登れば,梵天山古墳の墳頂(後円部分,高さ13m)が梵天山大権現の境内となります。
境内には,真新しい社殿と,天満宮ほかいくつもの境内社があります。
御由緒がとても気になる神社です。
名前 |
梵天大権現 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
静神社宮司さんに紹介され訪ねました✨。
久自(くじ)国の初代国造・船瀬宿禰の墓と言われる全長約150㍍の大きな前方後円墳の梵天山古墳の上にあります。
お寺の裏にあるので、分かりにくいです。
茨城県で2番目に大きな古墳だそうですが、古墳に登るのは少し恐れ多いですね。
船瀬宿禰は、神武天皇より先にヤマトを治めていたというニギハヤヒノミコトを祖神に持つ物部氏の流れで、日立・常陸太田辺りが本拠地だそうです。
この辺りは天布刀玉(アメノフトダマ)命や天日鷲(アメノヒワシ)命を祖神とする阿波忌部氏の絹麻綿技術集団の足跡もあるし、鹿島神宮の神祇官は天児屋(アメノコヤネ)命を祖神とする中臣氏だと言うし、実に興味深いエリアです。