新保屋岸名惣助が代々住んでいた町家です。
北前船の商いで栄えた商家の建物で、建築様式や家財も当時の様子が良くしのばれます。
店舗の入口の扉の作りもの良くできていて、船箪笥や緊急時に運び出せる荷車、青や赤の塗り壁、中庭の水琴窟とその音色、床の間、お風呂やトイレなども財力の高さが分かりました。
100円で、地元ボランティアの人に説明していただけました。
もともと材木商のお屋敷。
間口の広い瀟洒な町家。
素晴らしくきれいに保存されています。
100円で中まで見れますので、お急ぎ出ない方はお立ち寄りを。
宿にチェックインしてから時間があったので街を散歩していて通りがかりに見つけて入ってみた。もう丁度五時終了間際だったのが、快く入れていただけたので、駆け足で見せていただいた。
ガイドさんが丁寧に案内してくれます。
江戸末期につくられた北前船の材木商人、岸名家の町家。
入館料は、マチノクラとセットで入館料200円。
スタッフの方の解説もあります。
北前船の船主の家ですが、内装は普通の町家と変わらず、かなり質素な建物となっています。
それでも妻入と平入が組み合わさった「かぐら建て」という三国独特の建築様式をもち、九頭竜川と道路をつなぐ細長い間取りは三国湊の過去の雰囲気を伝えてくれます。
北前船で栄え、そしてその後の寂れ具合を愛された三国にある商家。
今でも多くの往時の建物が残り、その路次の幾つかには何か永遠の懐かしさを認めてやまないが、それをまた具現化した極致ともいうべきお庭。
それはまた静かに暮れていく夕暮れのみに映えて美しい。
あれもこれも詰め込むのが庭で美しいのではなく、余計なものを除いてさらに有情のある趣きを表現した作庭者、又は主人には共感するところ大である。
保存状態の良い建築物見学もできます。
館内にいる女性の方はとても親切に対応してくれました。
本館だけでなく三国湊きたまえ通りに関しても精通していました。
入場料は100円です。
しゃくだに石を所々に使用。
タンスは重いが水に浮く、
雰囲気のある町並みです。
北前船の時代を伝えてくれる。
福井藩三国湊で材木商を営んだ、新保屋岸名惣助が代々住んでいた町家です。
越前平野を流れる九頭竜川が日本海に注ぐ河口に位置する三国湊は、江戸時代には日本海海運に活躍した北前船が出入りする寄港地として、また、河川舟運を通じて内陸部とを結ぶ物資の集散地として繁栄していました。
1階の土間の通りに 足羽山 から 採掘された 笏谷石が敷き詰められております。
簡素な作りで華やかさはないですが、 間口の上下方向の引き戸などミクニ独特の建築様式が楽しめます。
この地で材木商を営んでいた新保屋岸名惣助氏の旧家。
富山は高岡の職人に造らせたという大きな仏壇が圧巻。
洪水時は水がつかぬよう2階から縄をおろし、つり上げられる仕掛けになっていて、そこまでしてでも仏様とご先祖様を大事になさってきた北陸の人々の信仰心の篤さにはっとさせられた。
町の成り立ちから当地へ鉄道がなかなか敷設されなかった理由(笑)まで、事細かに説明していただけ、さらに間口の話、置屋の格子の話まで聞かせていただき、大変に勉強になった。
女性の方が屋内を案内してくれましたが説明も上手くて勉強になりました。
建物の状態もかなり綺麗でした。
名前 |
旧岸名家 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0776-82-0947 |
住所 |
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関連サイト |
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/kankou/kanko-bunka/kanko/rekishi/kishinake.html |
評価 |
4.2 |
福井の歴史を知る史跡の一つ。
観覧は入り口だけなら、無料?。
邸宅内を説明してくれるボランティアの方を付けると、100円が必要になる。
また通りに並んだ展示施設(マチノクラ)を同時に観覧すると200円でどちらも見学可能。
昔の家屋がそのままの形で残されており、ボランティアの方が構造など説明をしてくれます。
やはり、旧家の展示施設なので、老朽化している感は否めないですが、画像にある様に徐に置かれた現代チックな照明設備が個人的には違和感を感じました。
短時間の滞在だったので、細部まで見る事ができていませんが、暑い最中でも水琴窟(すいきんくつ)の、水の音が夏の暑さを少しだけ和らげてくれました。
来訪するなら、春先か秋口の気温が低い季節が落ち着いてみられるかも。
駐車場は、近隣の無料駐車場を利用し、徒歩で散策する事になりますが、駐車場もボランティアの人が場所を教えてくれますし、Googleマップでも確認できると思います。