名前 |
紺屋町 八幡神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
上紺屋町と下紺屋町とのあいだを南北に通る小路――今では拡幅され紺屋町公会堂脇の道路――の北の端に、紺屋町八幡宮は位置しています。
八幡宮の祭神は応神天皇、神巧皇后、仲哀天皇、玉依姫命だとか。
真田安房守昌幸が1584年(天正12年)、上田城築城にさいして鬼門鎮護のために、現東御市にあった八幡神社を現在地へ移したと伝えられています。
真田家が移封された後、上田藩主となった仙石家や松平家も城の鬼門除け神社として深く崇敬し、藩主自ら参拝することもあって、社殿の修築再建などは藩の費用でまかなわれたそうです。
松平家の治下、八幡宮は弓矢の神と崇められ、毎年正月三日の射初式で金的に当てた者は、十四日から翌十五日未明まで催される宵祭りにその的と矢を奉納する栄誉を与えられていたとか。
古くから旱魃のさいには、大星神社、大宮神社(科野大宮神社)とこの八幡社が三社がかりで雨乞いの儀式を催していたと伝えられています。
往時、この辺りは城下街の郊外で純然たる農村でした。