噴火前の写真と解説の看板があります。
溶岩の上を遊歩道がかなり奥まで引かれており、噴火前の写真と解説の看板があります。
どこから何処へ流れ、溶岩の熱で校舎の何が燃えて何が残ったのかよく分かります。
ジオスポット阿古小中学校です。
海岸に近い箇所から噴火し、溶岩流がおしよせました。
校舎がダムとなり溶岩流をせき止めました。
校舎内には溶岩はあまり入っていません。
遊歩道のある溶岩流地域はまだ植生がほとんどありません。
すこし離れた一周道路脇に溶岩流によりプレスされた自動車の部品が観察できます。
1983年10月3日の噴火により発生した溶岩流で埋め尽くされた当時の阿古小中学校の校舎跡です。
阿古地区に流れ込んだ溶岩流を阿古小中学校がせき止めるような形となったそうです。
溶岩流が校舎によってせき止められたことで、この付近では10メートル以上の厚さになっているとのことで、校舎の2階部分まで、埋められてしまったということです。
三宅村火山体験遊歩道からは、溶岩流によって埋め尽くされた校舎の様子がよくわかります。
遊歩道をすすむとまず左手に2階建てだった阿古中学校の校舎跡があります。
その突き当たりには屋根を支える鉄骨が溶岩流によってねじ曲げられた体育館跡があり、突き当たりを右へすすんだ左手には阿古小学校の校舎跡があります。
こちらは3階建てだったそうで、黒板など当時の教室が窺えます。
火山体験遊歩道と合わせて三宅島の最大の自然災害遺構。
経年劣化も激しくなっているが、いまだに威風堂々と存在感を示している。
この遺構を見ずに溶岩流、火砕流の怖さを語るなかれ。
一度は訪れてみて損はない。
きちんと保全している行政の姿勢に拍手。
学校に溶岩が流れ込んだまま真っ黒に固まって時が止まっています。
恐ろしい・・・しかし一人の死者も出なかったとは、なんと逞しい島民の方々か。
道路で溶岩の源流の方へ上がれます。
名前 |
阿古小中学校跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000216/1023301/1023303.html |
評価 |
4.4 |
月並みですが、火山溶岩の怖さを後世に伝える厳かな場所(202308)