名前 |
来迎寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0942-52-3595 |
住所 |
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評価 |
4.5 |
紫雲山 来迎寺は、JR羽犬塚駅の南西2kmほどの筑後市水田に伽藍を構える臨済宗南禅寺派の寺院です。
水田天満宮の入り口の朱鳥居の南70mほどです。
嘉禄2年(1226年)に建立された水田天満宮と同時期の創建と考えられ、同天満宮と強い関係にある寺院です。
明治の廃仏毀釈の際、水田八幡宮から十一面観音菩薩像などを迎え入れました。
この頃まで、大宰府天満宮安楽寺の大鳥居氏の隠居地でした。
境内には、水田天満宮の有力社家や郷土出身の勤皇志士の墓を見ることができます。
境内は広くありませんが、手入れが行き届いていて美しかったです。
臨済宗は、宋代の中国に渡り学んだ栄西(1141年 - 1215年)らによって、鎌倉時代以降に日本に伝えられ、様々な流派が成立しました。
栄西が伝えたのは黄龍派の教えでしたが、俊芿(1166年 - 1227年)が伝えた楊岐派の教えは、禅宗24流のうち20流をまでを占めるまでになりました。
臨済宗南禅寺派は、亀山上皇の離宮に出没する妖怪を降伏した功により、無関普門が1288年(正応元年)南禅寺を開山したのが始まりです。
南禅寺(京都市左京区)は、日本最初の勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式があります。