国指定重要文化財の長安寺宝塔があります。
由緒あるお寺です。
とにかく景色も良かった。
厳かで心が和みます。
山の斜面にあって見落としやすい場所にありますが、神々しい雰囲気です。
あちこちに石仏があります、稲荷社は街並みを見守ってる様な位置にありました。
宝塔は鎌倉時代の物があり形も特殊で珍しかったです。
本堂は新しく何処にでもありそうな感じでしたが、琵琶湖方面に向かって道があり、そこから見える景色は鉄道(京阪電車 京津線)も走っており電車好きな僕としては凄く良かったです。
ちなみに話しはそれますが京阪電車 京津線は一本の電車で[路面電車 ][ 山岳電車 ][地下鉄]を走るかなり珍しい路線です。
路面電車では特別に4両で走ることが許されており、勾配は日本で三番目にきついみたいです。
鉄道好きの人は 大谷 ~上栄町間は他にも見所は沢山るのでオススメです。
本堂がある境内には西国三十三霊場の観世音菩薩石像が配置されており、気軽にお参り出来るようになっています。
牛を祀る大きな宝塔があります。
説明によると、976年の大地震で破損した関寺(昔付近にあった寺)を復興する時に、資材を運搬した一頭の牛が、仏の化身であるという噂が立ち、人々が参拝したようです。
境内の階段を下がったところに、国指定重要文化財の長安寺宝塔があります。
高さは3.3メートルでかなり大きいです。
鎌倉時代初期に作られた日本を代表する石塔との事です。
実際に見ると大きくて貫禄があります。
遠目に、トトロがいるように思えます。
ちょっと珍しい時宗のお寺。
よって一編上人、一編上人と一緒に遍歴してこの寺で亡くなった弟子の超一房の供養塔があります。
また、謡曲「関町小町」の舞台となったお寺ということで、小野小町の供養塔も。
また、境内には西国三十三所霊場の観音様の石仏があちこちにあり、巡拝できます。
このお寺は逢坂の街を高台から見下ろす位置にあり、現下の大津の大変革を一望の元に見渡せます。
古い町並みは一面に取り払われて平地が広がりマンションの建設工事の音が響きわたっています。
161号線の西側、狭い帯状の街は古いままですが、その東側は数年後は一変していることでしょう。
最近大津の街を散策すると、京都の中京のような古い町並みが残る一方で、高層マンションやまるで郊外の新興住宅地のような安っぽい新建材の小さな住宅が増えています。
郊外の歴史のない街を開発して建設するならまだマシ。
しかし大津のような歴史のある街が、どうしてその個性をぶち壊して日本中のどこにでもあるようなつまらない町並みにしてしまうのでしょうか。
本当に残念。
名前 |
長安寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
077-522-5983 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
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イチョウの大木の見事さに誘われ、境内へ。
紅葉とイチョウのコラボが素晴らしく、しばらく佇んで静かな時間を過ごしました。
かつてこの地に関寺という大きなお寺があったそうです。
境内には牛塔という鎌倉時代の石塔、小野小町の供養塔などがあり、歴史の重み感じさせます。