飛び鉋と刷毛目で好評の小鹿田焼の里です。
小鹿田焼(おんたやき)は、大分県日田市の山あい、皿山を中心とする小鹿田地区で焼かれる陶器です。
その陶芸技法が1995年に国の重要無形文化財に指定され、2008年には「小鹿田焼の里」の名称で重要文化的景観として選定されています。
外界から寸断されたような静かな雰囲気と「ぎぃ~ごとん」という唐臼の音が山間に響いています。
この音は『環境省選定『残したい日本の音風景100選』に選ばれました。
大晦日以外この音がやむことはないそうです。
小鹿田焼には窯元が10軒ありますが、これ以上窯元が増えることが無く、また減ることもないそうです。
弟子をとらない、職人を雇わない、機械を使わないというしきたりを守り続けてきた小鹿田の人々はある意味少数民族を思わせます。
1976年、カナダ人のマーティン・グロスという方が、日本の伝統的窯場に魅了され、この小鹿田の地で撮影した「Potters at work」 というドキュメンタリー映画もあるようです。
まだ雪が残る平日の昼に訪れました。
山間にひっそりと民窯が点在し現役の唐臼の音が響いていて、とってもステキな場所でした。
各窯元さんそれぞれの作品が素朴で温かみのあるうつわばかり。
暖かくなったらまたゆっくりと訪れたい場所です。
趣のある集落の中に趣のあるお食事処があります。
ざるそば美味しかったです。
漬物も美味しかったです!焼き物を見てゆっくりと過ごす時間がとても心地良かったです。
別の時代に迷い込んだような、不思議な風情のある地域でした。
土を粉にするための木の水車、天日に並ぶたくさんの焼き物…おもしろいところです。
唐臼の里で有名な小鹿田焼。
良い皿が沢山あってかなり悩んだのですが、皿を決めるのは妻の役割と勝手にルール化していたので、其方は次回に持ち越しです。
陶芸館のビデオは良い学習になりました。
小雨の午前中、私以外には、中年のご夫婦のみ。
ゆっくり見てまわりました。
焼入れの加減でちょっとねじれたお皿とかも、ちゃんと売られていて、生活に近い所にある焼き物ですね。
この後、小石原に行きましたが、私は小鹿田がいい。
窯元が自分の名を入れず、小鹿田焼で焼くって凄い。
ノスタルジックで、何とも雰囲気のあるところです。
焼き物はそれぞれの窯元を訪ねて購入する形となります。
川の流れも水も清らかで、木で造られた粉砕機(唐臼)がコンコンと鳴るのがまた素敵です。
「こんな夢を観た」黒澤明の『夢』を超える風景が広がっている・・・ここは風と轆轤と川と光のキラメキと自然のリズムが五感を通していや大六感にダイレクトに訴えかけてくる案内所では、「ぜひ、遠慮なさらず窯にガシガシと入っていってください」と案内された。
隠れ里のおんた(隠田⇨小鹿田となった)この不思議な迷宮はとっても暖かくオープンでしかも作品にネームを入れないという民藝中の民藝素晴らしき世界の探索は何日いても飽きさせることはない。
小鹿田焼きの窯元が集まっている静かな小さな集落です。
地域では川の流れる音と、小鹿田焼きに使う土を作る唐臼の音が聞こえます。
各窯元では作品を販売してもらえます。
窯元を巡りながら作品を購入していましたが、犬や小さな子供を連れた人がゾロゾロと勝手に各窯元に入っており、こんな静かな小さな集落を観光地のごとく、訪れて良いのかなと感じました。
私は数千円分の作品を購入しただけだったのですが、大変丁寧に御礼を言われました。
しかし、本心は如何だったのか気になりました。
毎日使いたくなるようなマグカップ¥2000を購入。
緑を帯びた淡い灰色に独特の刻まれた模様です。
絵も飾り気もなく、日用品の原点を感じます。
集落には焼物に使う土を水の力で粉砕する装置があちこちで音を立て、その音がさらに静かさを強調します。
川の上に建つカフェがありましたが立ち寄りませんでした。
山道なので天気が良いときに行ったほうが安全です。
有名な小鹿田焼の里、「どこでも売っているから、、、」と、思っていたのですが、実際に行ってみてとても感激しました。
本当に集落そのものが歴史を感じますし、器を通じて様々なものが語り掛けてくるような、素晴らしい空間でした。
まだまだ焼き物の良さがわかるような人間ではありませんが、その場所の風土や歴史を肌で感じる、非常に良い期間になり、素敵なお皿も安く購入できたので、とても満足です。
10軒の窯元さんが集まる小鹿田焼の集落です。
各窯元さんで販売もされています。
素敵な器に出会えます。
日常使いする器ばかりなので、ついつい色々買ってしまいました。
小鹿田焼は普段使える器が沢山有るので好きです。
初めて行きましたが里の雰囲気も好きになりました。
陶芸館の受付の方も素敵な方でした。
場所は想像してた以上に山奥でした、ナビ使うとかなり狭い道を案内しました。
行かれる時は事前に地図等調べ、近くまで行かれたら地元の方に聞かれたら良いと思います。
飛び鉋と刷毛目で好評の小鹿田焼の里です。
200メートル程の道沿いに10軒ほどの窯が並ぶ集落です。
高台に小鹿田焼の里資料館があり、小石原から派生した小鹿田焼の技法や小鹿田焼の歴史や民芸運動を推奨した柳宗悦の活動について、詳しく説明がありました。
小石原から伝わる伝統技法が状態よく保存されているそうです。
地域全体が重要保存地域に指定されているとのことでした。
それぞれの窯元さんが独自の工夫を入れて作陶されています。
好きな作品を探して回るのも楽しいと思います。
私の小鹿田焼のおすすめは、刷毛目と飴釉の組み合わせです。
飴釉は小石原(高取)や小鹿田でよく見られるもので、茶色のどろっとした感じに仕上がります。
この地区の川沿いには水の力を利用して陶土を砕く「ししおどし」のようなものも何基かありますし、それぞれの窯元に朝鮮式登り窯がありますので、楽しく見て回れますよ。
国内で唯一、唐臼が現役で稼働する民芸窯の里。
ぜひ残っていてほしい原風景と温かみと味のある素敵な器にきっと出合える場所。
窯元のおうちの方もみな働き手なので、お邪魔しないようタイミングを見て、お話しさせていただき、色々教えてもらいました。
ぜひまた訪れたいと思いました。
名前 |
小鹿田焼の里 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
0973-29-2020 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
4.3 |
近くに行く際は必ず立ち寄ります。
小鹿田焼の焼き物は以前は沢山購入できましたが、最近は全国的人気上昇とともに、窯元で展示されているものが少なく、焼き物を購入する事が目的であれば日田の専門店などを訪れた方が入手しやすいかもしれません。
ただ小さなこの地に訪れて、昔と変わらない手法で今も大切に作られている景色は見ものです。
川沿いの小さな焼き物の町はタイムスリップした気持ちになれます。
一軒だけあるお蕎麦屋さんも大変美味しいです。