火遠理命は海の神の娘と結婚して鵜葺草葺不合命をもう...
明治41年5月15日には、浜郷村大字神田久志本鎮座の村社神田社(神名不詳)、同境内社1社、同村社久志本社(神名不詳)、同無格社稲荷社(宇迦御魂神)、同秋田社(秋田神)、大字田尻鎮座の村社牟山中臣社(天児屋根命)、同境内社3社、同村社阿竹社(箕輪神・猿田彦神)、同境内社1社、大字通村鎮座の村社栄通神(栄通神・他2柱)、同境内社5社、同無格社秋葉社(加具土之神)、大字黒瀬鎮座の村社橘社(神名不詳)、同境内社1社、同無格社八幡社(応神天皇)を通村の栄通神社に合祀し、浜郷神社と単称している。
昭和21年には、宗教法人となり、同22年3月10日には、合祀社の旧社殿跡に、秋葉神社(通町1417)、稲荷社(神田久志本町63)、神田社(神田久志本町480)、橘社(黒瀬町154)、秋田社(神田久志本町609)、牟山中臣社(田尻町179)、阿竹社(田尻町352)、久志本社(神田久志本町248)をそれぞれ、境外末社として創設し、今日に至っている。
名前 |
神田社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.8 |
神田(こうだ)社主祭神は鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)古事記による天孫降臨で出てくる邇邇芸命(ににぎのみこと:天照大御神の孫)は山の神の娘と結婚して火遠理命(ほおりのみこと)をもうけ、火遠理命は海の神の娘と結婚して鵜葺草葺不合命をもうけました。
つまり御祭神は瓊瓊杵命の孫です。
この様に邇邇芸命と火遠理命と鵜葺草葺不合命の3つの柱を日向三代と呼ばれています。
鵜葺草葺不合命は山の神と海の神の血筋を併せ持つ神様です。
さらに鵜葺草葺不合命がもうけた子が神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)=初代天皇の神武天皇に即位なされる方です。
副祭神として秋田神(あきのたがみ)、八王子社(産土神)由来当社の創祀については不明ですが、神田社の祭神は五穀豊穣と山の幸を司る守護神にて鎌倉時代の頃は主に外宮度会氏系図の神官の官社として祀られ、室町時代以降近世に於いては地元の氏神として田の神と八王子神を合祀して家族安全の守護神となり今日の信仰の基となっています。
明治39年神社合祀令施行により、明治41年5月15日度會郡浜郷村(旧地名)大字神田久志本鎮座の村社神田社と同境内社1社の他多数の神社と共に通村(旧地名)の栄通神社に合祀し、浜郷神社と単称しました。
戦後の昭和22年3月10日地元氏子の強い要請により旧地に分祀、還座完了し元の氏神さまとして今に至ります。