名前 |
小子房澄心苑 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
5.0 |
小子房は鎌倉時代、後宇多天皇が庵を建てて修行をされたのが始まりで、南北朝時代には光厳天皇が御所として住まわれ、政務を執り行っていたこともありました。
現在の建物は、昭和九年(1934)の弘法大師千百年遠忌にあたり再建されたものです。
小子房には庭園が配されており、「澄心苑(ちょうしんえん)」と名付けられています。
澄心苑は、平安神宮神苑、円山公園、無鄰菴(山縣有朋別邸)、旧古河庭園などの作庭で知られる七代目・小川治兵衛の作てす。
小子房の西側に出ると、庭園の奥に国宝の蓮華門(れんげもん)が見えます。
この門は弘法大師が晩年当時を去るときに、念持仏であった不動明王が見送ったという伝説があるそうです。
現在の門はその当時のものではなく、鎌倉時代初期に再建されたもので、東寺の門の中で、唯一国宝に指定されています。
(2019/01/11)