社殿は、桃山時代の1636年に創建されました。
八幡宮社 本殿(府指定重要文化財) / / .
保津八幡宮(ほづはちまんぐう)は、誉田別命(ほむたわけのみこと)を祭神として祀り、社殿は、桃山時代の1636年に創建されました。
大洪水で北桑田郡細川村(現在の京都市右京区京北細野町)にあった八幡宮が保津の地に流れ着き、住民が社を建てて祭ったと伝わっています。
本殿は口丹波地域では珍しい春日造(かすがづくり)で全体に彩色が施され、江戸前期の社殿建築として貴重といい、京都府文化財に指定されています。
本殿は老朽化が激しく、銅板ぶきの屋根がさびて雨漏りしたり、彩色がほとんど剝げたりしていました。
氏子から「創建当時の姿に戻そう」との声が高まり、2018年5月から解体修理に取りかかりました。
銅板をふき替え、床板などのヒノキ材や金具は傷んでいない部分をできる限り再利用し、彩色はわずかに残る元の絵や塗料を分析しました。
柱は丹(に)塗りで鮮やかな朱色に塗り直し、左右の外壁には松、脇障子にはボタンの絵がよみがえりました。
丹で塗りつぶされていた内陣正面の扉は、調査の結果、元は獅子とこま犬が描かれていたことが分かり、正確に再現されました。
本殿は、2019年の秋祭りの時季を前に修復が完了しました。
保津八幡宮は、亀岡駅から保津川(桂川)の保津橋を渡り500mほどのところ右手にあります。
保津八幡宮からさらに800mほど奥にある請田神社が、一時期、保津八幡宮に遷座されたことがあり、その頓宮がおかれています。
請田神社の例大祭の宵宮では、保津八幡宮と合同で「保津の火祭」が行われます。
創祀は不詳です。
現在の地からさらに800mほど奥にある式内社の請田神社が集落から遠いため、集落内の現在の地に遥拝所が設けられていました。
1563年に請田神社が、兵火によって社殿や文献が焼失し、遥拝所現在の保津八幡宮に遷座されました。
1624年~1644年に、請田神社が、元の地に戻されました。
大洪水によって、北桑田郡細川村(現在の右京区京北細野町)にあった八幡宮の御神体が、桂川を下り保津の地に流れ着きました。
1636年、亀岡の豪族である村上氏が、遥拝所跡地に保津八幡宮を創建し、細川村の八幡宮の御神体を祀り、境内に、請田神社の頓宮を再建し、分霊が祀られました。
去年の台風の被害から復興して、とてもきれいになりました。
地元の大切な氏神様です。
名前 |
八幡宮社 本殿(府指定重要文化財) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
とても綺麗です。
休みの日でも空いています。
散歩の途中によるのはいいかも。