名前 |
浄土宗 桜谷寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0470-82-4000 |
住所 |
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評価 |
3.7 |
この寺は、伝えられるところによると、天正十八年(一五九〇)に大多喜城主となった本多忠勝が、老母のために万木城下桜谷(現、夷隅町万木)に建立して、下総大巌寺(現、千葉市生実)の二世安誉虎角を招いて開山としましたが、文禄四年(一五九五)に、 現在の地に移されたといわれています。
江戸時代中期に火災に遭って、明和五年(一七六八)に再建されたといわれますが、古記録などは、このとき焼失してしまいました。
なお、開山の虎角は雲潮穩蓮社と号して、父祖は甲州武田氏の家臣であったとされています。
十三歳のとき、大巌寺を開いた道誉の弟子となり、天正の初めに二世となって、雄誉霊巌や多くの名僧を育て、また、各地に寺院を開創しました。
境内の地蔵堂にある石造地蔵菩薩立像は万治三年 (一六六〇)に作られたもので、形姿の整った慈悲円満な顔立ちです。
この地方には数少ない江戸時代初期のすぐれた像で、町の指定文化財になっています。
【現地案内板より抜粋】大多喜城下、少し変わった形のお寺。