五箇条の御誓文が刻まれた立派な石柱です。
1934年に建てられた、五箇条の御誓文を五角柱の各面に刻んだ記念碑。
同一の様式のものが昭和初期に各地で建てられていたようだ。
天皇が神に誓うという形式はともかく、一定の民主主義を謳った五箇条の御誓文が教育勅語などとは異なり戦後あまり批判に晒されなかったことは、戦後占領期に破壊されることなく残った理由の一つかもしれない。
ただ、昭和初期に「誓の御柱」建設運動を推進した水上七郎や、彼に影響を与えた筧克彦は現在からみるとかなり偏った国粋主義者だったようではあるが。
諏訪公園の木々の間、高い台座の上にひっそりとそびえており、特に解説板等も見受けられず現在は注目する人も少ない。
しかし、戦前日本の歴史の証として残るある意味貴重なものなので、これからもほどほどに大事にされていくと良いと思う。
名前 |
誓之御柱 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.6 |
いかにも戦前の石柱という感じです。