名前 |
田子浦航空灯台跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
〜碑文〜田子浦航空灯台跡我が国で、飛行機による旅客輸送を開始したのは、第二次世界大戦終了後で、それよでは郵便物及び小物等の輸送が主であった。
昼間の飛行はもとより、夜間飛行も有視界飛行でまだ無線、レーダーによる電波誘導飛行ではありませんでした。
小糸製作所の創業者小糸源六郎は、故郷(旧伝法村)に近い田子浦に航空灯台を献納したいという届出をした。
昭和八年一月、関係者による測量が始められ、三月五日には、新浜の小高い松林にその設置場所を決定した。
三月二十八日に起工式を済ませ、六月二十五日に完成し、献納式を開催した。
この灯台は、日本の航空灯台第1号で、上部にも凸レンズの四角のものが四個あって、上方にも光をだしていた。
鉄塔の高さは五十メートルであった。
鉄塔の最上部のバスケットの中央に灯台が取りつけられ、灯台の前後に500ワットの投光器が設置され上り方向(東京)が青、下り方向が赤の光を出して方向を指示した。
昭和十八年頃までは点灯していたが、空襲が激しくなってから消灯した。