歴史を感じられてとても良かったです。
令和2年の11月の特別公開の際に訪れました。
旧谷保村名主の住宅です。
保存する気あるのかな?手入れが行き届いてなくて朽ちる寸前。
本田家住宅薬医門とともに国登録有形文化財 建造物。
通常非公開。
東京都の文化財ウィークの期間中には庭から観ることができる。
当主屋は、名主階層の格式をもった江戸時代中期の住宅として、民家史上重要な建造物。
薬医門は屋敷の門構えとして、武家屋敷門に匹敵する格式をもつもの。
主屋正面に建っていたが、昭和7年、甲州街道拡幅に伴い、現在の敷地南東隅に移築された。
江戸中期までの本田家は、馬の調教や獣医を家業とし、幕府や広島藩に勤仕。
その後、遅くとも9代までには漢方医に転じ、それ以降の当主は、代々名主や年寄として村政にたずさわる。
「覚庵日記」によると、日野石田の土方歳三と姻戚関係にあり、何度か泊まっており、組長の近藤勇らも何度か訪れており、膨大な史料がある。
東京最古クラスの民家。
300年近い歴史の重みが感じられます。
新選組ゆかりの座敷では近藤勇が目にした幕末の景色に出会えます。
11代 本田覚庵(1814~1865)本名・定済氏は医師であり書家でもあり、土方歳三や近藤勇に書を教えていました。
現当主は16代目の咊夫(たかお)氏。
現在はトタン屋根だがいずれは萱葺き屋根に修復する予定。
10年ほど前までは現役として使われ続けていましたが、老朽化が著しく早急な解体改修工事が望まれます。
しかし、建物の傾きに合わせて見事なまでに建具が調整されており、建具師の超絶技巧に驚きます。
H30.05/13記。
名前 |
旧本田家住宅 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
https://www.city.kunitachi.tokyo.jp/soshiki/Dept08/Div03/Sec01/gyomu/0061/0062/hondake/index.html |
評価 |
3.8 |
歴史を感じられてとても良かったです。