窪んだところに石碑と説明看板があります。
碑文の内容から弘化年間に作られた石碑と推定されている。
当地は江戸年間を通じて、旗本屋敷の固まった番町と呼ばれる武家屋敷が列なっていた。
江戸幕府が倒れると東京府の所有になり、幾つかの所有者を経て、現在は三菱地所株式会社が所有している。
戦後に当地を購入した前地主の岡村氏によれば、当該石碑は、購入当初から邸内に存在していたという。
歴代所有者が維持管理を続けていたことを偲ばせる。
また、背面には「岡村」という文字が記されている。
前所有者の岡村氏は、自分と同じ「岡村」の文字に因果を感じ、昭和~平成の間、およそ五十年近くに渡って、これを大切にしていたとか。
ただし、「岡村」という旗本が当地に存在していた記録はなく、なぜそのように刻まれているのかは不明だそうである。
現地案内板では、おそらく、「後年に邸宅の庭園に持ち込まれたものだろう」と推察されている。
名前 |
御本丸大奥石碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
窪んだところに石碑と説明看板があります。
看板の説明文はだいぶ擦れて読みにくいので注意です。