名前 |
立花池 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
こんなところに池が!という不思議な感じだ。
一周してみたが流れ込む沢も出る沢もない。
池には鯉が沢山泳いでいる。
大きいのは40㎝くらいある。
鳥の足に卵が付いて運ばれてきたのだろうか。
カエルの卵がくだを巻いて沈んでいた。
池は周囲200mくらいだろうか。
もっとも深いところでも1m位ではないか。
人工的な護岸は一切なく昔のままで魅力的だ。
擂鉢状の地形の底で木々に覆われているので、風の影響も少なく、水面は鏡面のように青空を映している。
昭和40年くらいの空中写真ではこの池の周りは耕作地で、空中写真でもくっきりと池を見ることができる。
しかし、今は植林された杉におおわれていて、秘密の場所的な雰囲気がある。
23年4月に承元寺に車を停めて、ジョギングで立花の集落を経由して登ってみた。
立花にある防人の詩の万葉歌碑を通り越して砂防ダムの手前を右に登っていく。
ダムから上りが42分、下りが33分くらい。
あまり整備されていない旧農道を登っていくと峠に出る。
そこには嘉永三年と彫られたお地蔵さんがある。
お地蔵さんを背にして右に10分ほど進み、左に稜線を降りると湿気た空気に替わる。
もう池は直ぐだ。
立花からのこの道は由比で取れた海産物を身延道を通して運ぶ際の、但沼の集落への近道だったと聞いたことがある。