法皇などが御幸された際、安在所になる由緒ある建物で...
国指定重要文化財種別t:t近世以前/神社時代t:t江戸前期年代t:t寛永5頃西暦t:t1628頃構造及び形式等t:t桁行五間、梁間二間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺。
細殿御所(ほそどのごしょ)は賀茂御祖神社内にある重要文化財です。
平安時代の社伝にも細殿と記されています。
歴代天皇の行幸、法皇、上皇、院の御幸の安在所となる建物です。
また関白賀茂詣の際は拝所とされたほか、文学史上に於いて有名な「鴨社歌会」が度々行われた場所でもあります。
近世の記録では天明8年(1788年)、洛中の大火で皇居が類焼した時は内侍所(賢所)の奉安所となり、文久年度の類焼では祐宮(後の明治天皇)の安在所となりました。
更に文久3年(1863年)、孝明天皇鴨社攘夷御祈願行幸では徳川家茂将軍の侍所となるなど、歴史的な御所だそうです。
内部は折り上げ二重の天井、外部は向拝の付いた流れ造りとなっており、建築学上も貴重な建物です。
(2021.04.26)
名前 |
細殿 |
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ジャンル |
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電話番号 |
075-781-0010 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.4 |
歴代の天皇、上皇、法皇などが御幸された際、安在所になる由緒ある建物です。
中は、段付きの天井など立派な装飾だそうです。