親切で丁寧に教えていただけるので、とても分かり易い...
山門が素晴らしい、熊谷直実(蓮生房)ゆかりのお寺です。
本堂の右手奥(天然記念物のイブキがある場所)には平成の改修工事で降ろされた屋根瓦が展示してあります。
開山のエピソードがいかにも浄土宗らしい。
今から800年も前のこと、 法然上人の弟子であった熊谷蓮生房は、病気 になった母に会うため急いで都から関東に向かっていた。
ところが、小夜の中山で山賊に襲われ、無一文になって藤枝にたどり着いた。
そこで福井長者と呼ばれていた福井憲順からお金を借りようとしたが、「質物として置いてゆくものが無ければ貸すことはで きない」と断わられてしまった。
すると蓮生房は「然らば大切な十念を質にいたそう。
」と言い、憲順に向かって掌を合わせて「ナミアミダブ ツ」と唱えた。
すると不思議なことに蓮生房の口の中 から金色に輝く阿弥陀様があらわれ、いっしょに唱えていた憲順の口中に吸いこまれていく。
十度唱え十体の阿弥陀様が憲順の身体の中に収まってしまった。
驚き感激した憲順は直ちに一貫文の銭を蓮生房に差し出した。
その翌年、法然上人のもとに帰る途中、 世話になった福井長者の屋敷を訪れて昨年の礼を述べ、借りたお金を返すと福井長者に「質に入れた念仏を戻して下さい。
」と申し入れた。
福井長者は困ってしまった。
「私のような欲の深い者は、どうしたらそのような尊い念仏が申されるでしょうか。
」と尋ねると、蓮生房は「ただ、南無阿弥陀仏と称えなさい。
そうすれば必ず戻ります。
」と答えた。
そこで長者は手を合わせ、心の底から一心 に念仏を唱えると、口の中から阿弥陀様があらわれ、 蓮生房の口中に戻った。
九回くり返し九体阿弥陀様 が戻されるのを見ていた憲順の妻は、最後の一体となった時、「できることなら、あと一遍の唱名と一体の阿弥陀様を私達にお預け下さい。
」と懇願した。
蓮生房も二人の真剣さに打たれ、快く承知した。
そして憲順は蓮生房の弟子となり 法名を蓮順、妻は蓮心と名づけ仏門に入り、岡出山の麓にあった福井長者の屋敷を念仏道場の蓮生寺とした。
名前 |
蓮生寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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親切で丁寧に教えていただけるので、とても分かり易いです。
また、穏やかな表情で話していただけるので、分からないことは遠慮なく、気軽に質問できます。
初めての事ばかりでしたが、色々と教えていただき、なんとか落ち着くことができました。