名前 |
人柱観音 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
慶長の頃、堤を作るために自ら人柱の犠牲となった与三兵衛の霊を弔うために建立された観音像です。
境内にある「人柱観音縁起」に詳しく書かれていますが、私が少し疑問に思ったのは自ら人柱になった人の魂魄がこの世に出てくるのかということです。
堤が完成した後に青白い火が現れるようになり、人々はそれを「与三の火」と呼び、与三衛門の菩提を弔うために観音像を建立したということですが…おっと、こんなことを書いたら「罰当たりめ!」と怒られそうですね。
しかし少し気になったので、書いてみました。
悪しからず。
境内には与三衛門の他にも濃尾大橋建設時に命を落とした三人の方の菩提を弔う小観音像もあります。
新しい供物と綺麗な献花が印象的でした。
追記歴史民俗資料館の映像ライブラリーで「与三の火」を見ました。
私の感想はやはり与三衛門は人柱に「志願した」というより「志願させられた」というものでした。
最近時々耳にする「同調圧力」というものです。
もっともこれはこの映像の製作者の単なる個人的な解釈なのかもしれませんが…皆さんはどう思いますか?気になる方は一宮市尾西歴史民俗資料館の映像ライブラリーを見てください。