炭鉱の歴史を現在に伝える銭湯。
2022年11月3日訪問。
池島の港の近くの銭湯です。
かつては、もう一つ銭湯があったようですが、そちらは閉鎖されているので、島内で銭湯はココだけです。
島外から来た池島中央会館宿泊者には遠くて不便ですが、この人口で銭湯が二つあったことの方が奇跡でしょう(笑)私は中央会館からバイクできました。
寂しい夜道を歩くのは、ちと厳しいか。
ここの入湯料は、まさかの100円。
たぶん「日本一安い銭湯」と看板出しても怒られないレベルでは無いでしょうか?浴室は非常に清潔感があり驚きました。
多分利用している方のマナーの良さでしょう。
お湯は大量に循環していました。
温度がとてもちょうどよくて、ほんと気持ち良かったです。
ただ、洗い場に謎ルールがあります。
手前の3つは「あがり湯とひげ剃り専用」だそうで、体を洗うのは、それ以外の奥の洗い場で行うようです。
炭鉱時代の名残なのでしょうか?ま、ローカルルールには従いましょう(^^)シャンプーやボディソープ類は、一切なし。
ドライヤーもナシ。
濡れた頭でヘルメットかぶる必要あり(笑)
今から40年前の子供の頃利用してました。
入浴するときは番台のおじさんに保険証を見せて入ってました、女湯は浴槽2つで男湯は浴槽1つです。
男湯では背中にカラフルな入れ墨を背負った男たちが多く、子供で意味も分からない私はその入れ墨をよく眺めてました。
あと、浴槽で泳いでいて大人の人から突然背中に乗られて溺れたこともありました。
懲らしめるつもりだったんでしょうが・・・炭鉱夫の人は気性が荒い(笑)それ以来、水が怖くて頭や顔を洗えず、母親に女湯に連れていかれて洗われてました。
小学校低学年の頃でしたので同級生の女の子と目が合って恥ずかしく感じた思い出があります。
周囲4㎞の島に、往時は8千人ちかい人が住んでいたとのこと。
しかし炭鉱住宅には風呂がなく、また離島では水資源が貴重だったため、公衆浴場で入浴する人がほとんどだった。
現在残っているのは2ヶ所。
しかし、稼働しているのはここ1ヶ所のみ。
その事情を耳にすると、いろいろ考えさせられます。
炭鉱の歴史を現在に伝える銭湯。
東浴場と比べるとこちらのほうが若干利用者が多いかもしれない。
当然?物品販売はなし。
名前 |
池島港浴場 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 16:00~20:30 |
評価 |
4.6 |
島民専用の共同浴場らしいです😅